【◇】群 青 エ ー ス . 5

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成宮 鳴稲実のスポンサーはENEOSに決定だね




Aいやそれは流石に




成宮 鳴あ!やっと返した!









麦茶を拭き終わって

もう一生スマホ見ながら(特に鳴と話してる時は)飲み物を飲まないと心に決めたA。

万が一変なとこに入っていったらそれこそこの先の人生さよならバイバイ。









成宮 鳴ENEOSのキャラクターってなんの動物か知ってる?








なんか

鳴の言いたいことが何となくわかってきたかもしれない。


でも…流石にAは稲実ではないし、むしろそれから連想されるあの人は先輩だし


鳴に振り回されることの大変さはある程度わかってるから…なんか…申し訳ない。









Aゴリラだね




成宮 鳴そう、ゴリラじゃん



成宮 鳴ゴリラと言ったらうちの雅さんじゃん









いや待て待て待て。


何がどうなって


そんなマジカルバナナみたいに雅さんといったらゴリラみたいになってるの。









A(雅さんが可哀想…なんかもう…)



A(まぁ、普段鳴こんなこと言ってるけど誰よりも雅さんのこと信じてて頼りにしてるのは知ってるけど)









実は最初

鳴が高校で上手くやって行けるのかAは心配だった。

鳴はプライド高いし、自信家だし、その性格だから周りとの衝突も時々あったし。

それに誰よりも繊細なとこがあったから…。







でも雅さんと出会って、鳴は変わったんだとすぐわかる。






鳴にこんなこと言われても結局雅さん許してるし、お互い相性バッチリのバッテリーだとAは思っている。








成宮 鳴てことでうちのエネゴリさん!









そんなことを思っていたら

送られてきたのは雅さんの写真。

仲良しか。









A鳴、あんまり雅さんに迷惑かけちゃダメだよ



Aあと、暑いから熱中症気をつけなよ









あの時は会えないかもしれないって思ったし


会った時、ベッタリくっついてくるから嫌がったような反応しちゃったけど。



またもう一度会えたこと、すっごく嬉しかったんだから。









A「ほんと、私も鳴も変わらないなぁ。」









ふたりの関係性はいつだって変わらないままだった。

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