242 ページ45
.
純「雛瀬、なんかお前のスマホ通知うるさくねぇか?」
伊佐敷のこの一言で
Aはスン…と遠くを見るような顔に。
A「すみません、純さん…」
純「お前なんか…色んな意味で昨日から変わったな」
A「いやほんと、通知に関してはすみません」
たしかに言われてみれば
Aのスマホはさっきからブーブー鳴ってる。
さっきまで音ありにしてたのだがちょっと流石にうるさいのでバイブにしてもこれだ。
栄純「見なくていいのか?」
A「え、まぁ…うーん…」
こんなにAに連絡よこしてくるやつなんて
この世のどこを探しても1人しか見つからない。
心配性なのもあるが、いっつも暇さえあればくだらないことで連絡をよこす我儘王子…。
栄純「成宮…鳴?」
純「あぁ?成宮っつったか、今」
栄純「Aのスマホにそうなってるんすよ!」
A「バカーーーっ!!なんで言っちゃうの栄純のバカバカバカ!!」
せっかく隠してたのに
隣にいた栄純にロック画面を見られていたみたいで
その相手は簡単にバレた。
栄純「いてっ!いてぇ!!悪かったって、ごめん、ごめんなさいっ!!」
A「栄純も含めてみんなに悪いと思って後で返そうと思ってたのになんで言うの!」
相手はライバル校 稲実の鳴。
Aは流石にこのバスの中で返すのはダメかな、と思い返信していなかったのだ。
純「相手に情報漏らしやがったどっかのバカはともかく、お前はそんなことしねぇよな雛瀬」
A「うぇ!?あ、はい!しませんそんなこと!1回もしてないです、強いて言うなら…」
栄純「強いて言うなら!?」
突然クマのぬいぐるみを抱きしめモジモジするA。
なんか想像はついてる。
A「
(((ほんっとぶれねぇなこのマネージャー!)))
バスの中にいた部員たちの心の中の声が完全に揃った。
良くも悪くも全くブレないマネージャー、それが雛瀬A。
純「そ、そーかよ…だろうと思ったわ」
A「安心してください!戦術的なことは言ってないので!」
純「こいつもこいつでアホだ」
185人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちあき(プロフ) - ダイヤ様さん» 個人的に1年トリオが好きなので絡ませてます!これからもガンガン更新していきますね! (2020年2月18日 0時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
ダイヤ様 - ちあきさん» 243の話、かなり笑いました!!沢村の優しさと気遣いがいい…!1年トリオの反応も可愛い。更新を楽しみにしてます!! (2020年2月17日 23時) (レス) id: f3c6ebb892 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - すずさん» ありがとうございます!!嬉しいです…! (2020年2月16日 12時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 鳴くんの優しさにキュンキュンしました。素敵な作品ありがとうございます。これからも更新楽しみにしてます! (2020年2月16日 9時) (レス) id: ea774d1f7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月13日 0時