【◇】群 青 エ ー ス . 5

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((バスの座席は適当))


.









A「哲先輩が…近くに…！！」









バスに乗り込んだA。

目をきらきらさせて見ている先には

ユニフォーム姿のかっこいい先輩、哲。









倉持「相変わらず雛瀬は哲さん好きすぎだろ」


御幸「A、俺の隣は？」


A「御幸先輩の隣に行くくらいなら舌を噛み切って死にます、隣のクリス先輩ならいいけど！」


倉持「雛瀬お前最高」









Aがいるのは通路側の席。

哲も同じく通路側にいるのでAはテンションがさらにアップ。

御幸はAに隣に来て欲しいのだがAはこんないいポジションを手放すはずがなく。

移動するくらいなら舌を噛み切って死ぬという覚悟の決まりよう。









御幸「沢村、そこ代わるか？」



栄純「嫌っす！！！」








ちなみに隣は栄純。

なんか自然の流れでそうなった。








亮介「御幸補助席にしたら？」



御幸「ははっ、多分それ俺の命が危ないっすねー」








補助席に座ってAと哲の間にいたら

それこそ御幸の命が散る。








A「………じゃあ…帰りならいいんじゃない、知らないけど」





栄純「おおー！！出た！Aの御幸先輩に対するツンデレ度のうち1割のデレ！デレた！」





A「やっぱなしで」









他の部員がいるといえ

今のAには御幸と2人で座るのはちょっと気まずいというか恥ずかしいというか。

何を話したらいいのか分からなくなるから断った。




結果御幸はクリスの隣に。

御幸にとってクリスは尊敬する人物なのでこれでも全然OK、むしろ最高。









純「おい哲、お前そっち詰めろ」


哲「すまない純、今移動する」








Aがぽわーっと哲の横顔を眺めてると

現れたのは伊佐敷。

どうやら伊佐敷は哲の隣に座るようで哲に1つ席を詰めろと要求。

つまり哲は窓側に。









純「………雛瀬、お前…」



A「別に、なんで純さんこっちに座んの？とか思ってませんよ、1ミリも思ってません、安心してください」








伊佐敷が座った瞬間

明らかに不機嫌な顔になったA。







純(いやこれ絶対根に持ってるだろ、哲が拝めなくなったとかどーたら言ってよ…)








言葉では否定しててもわかりやすいくらい顔に出ている。









純「帰りは哲こっちな」


哲「どうしてだ？」


純「お前鈍すぎだ、黙って帰りは通路側に座れ」

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