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A「どんなに頼まれようと私は絶対行きません」







手を合わせて頼み込む御幸を前に


Aは降谷にも負けないツンとした態度をとった。


ワケあり関係のAと御幸。


本当の2人の関係になるまであと少し。









御幸「男ばっかで癒しが足りないからさー、頼むよそこをなんとかさ」





A「私が入学するまでなにで癒しを入れてたんですか」





御幸「あれ系の本とか?倉持の部屋の机にあるよ、もうそれはボンボンの!」





A「聞いた私が馬鹿でした。」








ファンが聞いたら泣くぞ。

そして聞いて損した気分。

なんか…イメージが崩れた気が。

元からイメージはそう良くはなかったけど。









A(そうだよね、そうだよみんな健全な高校生だし仕方ないよ)








ニヒヒと笑いながらいうもんだから

さらになんか頭が痛くなりそうだった。

倉持先輩は巨乳が好みと…知っちゃいけないことも知った気がして残酷だよ青心寮…。









御幸「今ならなんと…特典付き」





A「はぁ?そんな物で釣られるくらい私はちょろくないです」







真面目な顔して


御幸が取り出したのは


スマホ。









(勝手に作中に登場させてることを気にしたら負け)








そしてスマホのロック画面を解除するなり


う〜ん、どこだっけかなぁとブツブツ言いながら何かを探している。









御幸「お、あった!!」




A「だから、物じゃなくて…」




御幸「これを見ても?」








御幸がAの前に出してきたのは…


バット片手に写真に写る哲。


恐らく去年の写真だろう。









御幸「大特典、我らがキャプテン哲さんのかっこよすぎる写真」




A「て、哲さん…!?哲さんを出してくるなんてずるい!!」




御幸「しかも今ならなんと…もっとついてくる」








御幸の最終兵器

哲の写真。

いい具合にトリミングしたのも数枚ある。








御幸「どう?悪い話じゃないだろ?」




A「哲先輩を出してくるのはずるすぎます」




御幸「しかもご本人、俺の部屋にいるんだよねこれが」




A「行きます、さっさと行きましょう」






決まりだ。


行くしかないと。


写真のため、哲のため


Aは地獄に飛び込むのを決めた。









御幸(意外とちょろいのな…哲さんパワー半端ねぇ…)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年1月22日 0時

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