【◇】群青エース . 2 (ページ4)

今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:249,543 hit

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栄純「なんだよ気持ちわりぃって！俺は普通に投げてるぞ！！」

降谷「だって君のボール、ふにゃふにゃ曲がるし取りずらいから」

栄純(そういえば…)

中学校の時も

若菜や同じチームのメンバーにそんなこと言われていた。

栄純の本気のボールをちゃんととれたのは…

栄純(Aだけだったかな…力加減なしでいつもとれてたのって。)

Aだけだった…気がする。

降谷「けど…取りずらいってことは打ちずらいってことだよね。君ピッチャーに向いてるかもよ？」

栄純「え！今なんと！？」

降谷「そろそろこっちも肩あったまってきたから…強めに投げてもいい？」

栄純の話を華麗に無視した降谷から投げられたボールは…

とんでもない速度の豪送球。

降谷「ごめん、力加減間違えた。地元じゃ…僕のボール受け止められる人がいなくてさ」

A「今の…あんなにすごいボール…投げられるなんて…」

ぼーっと見ていたAも

その速さに目を丸くした。

降谷「雑誌の記事を見てわざわざこの学校を受験したんだ」

栄純が御幸との出会いで青道行きを決定したように

降谷も御幸のことを知って青道に来た。

降谷「あの人なら…僕の全力投球、受け止めてくれるかな」

この先

栄純とエースの座を奪い合う

ライバルとなる存在が…降谷暁。

圧倒的な力を今ここで見せつけられた気がした。