全てが僕たちの宝物Ⅷ (ページ13)

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RN
はーあ。

違和感が半端ない輸血のおかげでやっとくらくらと吐き気から解放された。

まあ熱はまだあるからだるいけど、熱は慣れてるから大分マシになってきた。

それなのにもう今日は一人じゃ立ち歩いちゃいけないのほんまだるい

・・・それにしても静かやなぁ。

紫耀は検査に行っていないし、海人も玉さんに連れてかれてったからいなくて今は俺一人だけ。

あ、せや。暇やし熱測ってみよ。

今の体温は・・・・

"37.7℃"

あ！38℃切ってる！

よっしゃ！ちょっと元気出たわ！

熱下がったら何しよう

外泊したいけど多分それは却下されるから・・・もうちょい実現しやすそうなおねだり考えとこ。

半日だけ家帰る、、これならいけるかな。あとは・・・

玉「入るよ」

廉「あ、はーい」

玉「あれ、廉起きてたんだ。吐き気と貧血落ち着いてきた？」

廉「はい！」

海「廉ー。ごめんね、大丈夫だった？」

廉「うん、平気。俺の方こそごめんな。俺があんなんじゃなければもっと早く気付けたのに」

海「ううん、あれはほんとに急に来たやつだから廉のせいじゃないよ」

玉「はい、海人体動かしますよー」

海「はーい」

玉「分かってると思うけど」

海「今日はもうベッドから起き上がったり立ち上がったりしちゃダメ。でしょ？」

玉「そう笑。何かあったら絶対先生か看護師さん呼んでね？」

海「はーい。」

廉「俺も今日もうベッドから降りるのダメって言われた」

海「まじで？一緒じゃん笑」

海「あ，ねえ紫耀どこ行ったの？」

廉「検査やって。忘れてたーって走ってったで笑」
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