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SH
熱でしんどかったとき、奏多が本当にずっと傍にいてくれた。
熱のせいで痛くなった体を擦ってくれたり気が紛れるようにどうでもいい話をしてくれたり笑
それから、熱が下がってからもほぼ毎日会って遊ぶようになった。
そしてそんな日が何日も続いたある日のこと。
奏「紫耀、あのさ。ちょっと話があるんだけど、いい？」
俺の部屋に遊びに来てた奏多が急に真面目な顔つきで話しかけてきた。
紫「うん、いいけど・・・なに？」
奏「実は俺さ、転院することになったんだよね」
紫「店員？」
奏「違う笑。転院。北海道の病院に行くことになった。」
紫「えっなんで！？」
奏「北海道の病院に俺の病気を治せる最先端の機械があるんだって。そこで治療することにしたらしい。」
紫「そう、なんだ・・・。」
奏「いきなりなんだけど、一週間後に転院なんだ。だからもうこうやって会えなくなっちゃう。・・ごめん。」
紫「いや、仕方ないよ。頑張ってきて！応援してる。あ、定期的に手紙交換しよ？」
奏「LINEじゃなくて？笑」
紫「LINEもしたいけど、、手紙もしたい。」
奏「いいよ笑。じゃあ俺から送るね。」
紫「うん。待ってる！」
寂しいけど奏多と今度会うときは病院の外でって約束をして
一週間後。北海道へ出発する奏多を藤ヶ谷先生と見送った。
紫「行っちゃった・・。」
藤「またきっと会えるよ。それまで頑張ろうね」
紫「うん。」
覚悟はしていたつもりだったけどやっぱり急に友達がいなくなったのは悲しくて
奏多は友達だけどお兄ちゃんみたいな存在だったから・・・。
一人は寂しいな・・・そう思っていた数日後。
いきなり俺も部屋を引っ越すことになった。
今度は2人部屋らしい。
紫「初めまして。平野紫耀です。」
廉「永瀬廉です、初めまして。」
そこで一緒になったのが廉だった。
廉は俺より1つ年下。今度は俺が奏多みたいに廉のお兄ちゃんになる番だ。
______________________
こんにちは！作者です！
今回は「紫耀くんの病気発覚〜入院初期(廉くんに出会う日まで)編」をお送りいたしました！
改めまして本編のお気に入り登録者400人越え、シリーズ�兇僚膂�1桁入り、沢山の★評価、温かいコメントの数々…本当にありがとうございました！
これからもよろしくお願いします！
本編リンク→全てが僕たちの宝物 ��
2021/9/20 風音色より。
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わんちゃん(プロフ) - こんにちは、途中ですがクオリティが高くてすごいです。私は医療オタクで普段から医療系のことを調べているのですが、病名だったり治療のことだったり詳しく書かれていてすごく良かったです！リクエスト：痰吸引のシーンを入れてほしいです（グロめですが、できれば） (2022年12月18日 22時) (
レス) id: 578ece9b3b (このIDを非表示/違反報告)
風音色(プロフ) - ゆうさん» ゆうさんこんにちは！風音色です。リクエストを元にお話を書かせていただきました！改めまして素敵なリクエストをありがとうございました！今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年12月24日 12時) (レス) id: 53632c956c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - お返事ありがとうございます！更新楽しみにしております^_^ (2021年12月5日 18時) (レス) id: 6ecdee9b38 (このIDを非表示/違反報告)
風音色(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん初めまして！返信が遅くなってしまい大変申し訳ございません…！暫くどちらで書こうか悩んでおりました…。今のところ特別編にて書かせていただこうと思っております！とても素敵なリクエストをありがとうございました！！ (2021年11月16日 0時) (レス) id: 53632c956c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - はじめまして。楽しく読ませていただいています！リクエストなんですが、廉くんが思春期で恥ずかしくて便秘を隠していて、酷くなってバレたときには飲み薬が効かなくなっていて泣く泣く処置をされるお話がみたいです。 (2021年10月12日 23時) (レス) id: 6ecdee9b38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風音色
| 作成日時：2021年9月11日 13時
