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KT
今日の朝、玉森先生と増田先生から改めて移植の話をされた。
自分でもどんどん病気が悪化してることには気付いてた。
最近特に病気の進行が速いことも。
気付いてるのにずっと気付いてないふりをしてた。
だけど、気が付いたらもう余命2,3年なんてところまで来てたなんて・・・。
余命宣告をされるまでとは思ってもみなかった。
しかも衝撃が大きすぎてあんまり覚えてないけど10時間かかる手術、その後の拒絶反応・・・。
とんでもなく大きなリスクがあるって聞こえてきて余計に怖くなって。
移植をしないで残された2,3年を生きるか、大きなリスクはあるけど移植を受けて長く生きるか。
どうするべきか選択を迫られてるうちにもう訳分からなくなって、気が付いたら体についてる管を全部力ずくで抜いて部屋を飛び出してた。
別に先生たちが悪いわけじゃない。だけどなんかもう全部嫌になっちゃった・・・
海「痛っ…。なんでっ！！」
特に行く当てなんてない。しかもこんな時にもまたお腹痛くなってきた。どうしてこんなに僕の体は弱いんだろう。
ほんっと嫌になる
・
紫「見つけた。」
ふと頭上で優しい声がした。
紫耀が隣に座っただけでなんかすごく安心して、どうしようもできない不安を吐き出した。
紫耀はそれを全部受け止めてくれて・・・どうなったとしても全力でサポートするって言ってくれた。
僕もこれからもずっと紫耀と廉と一緒にいたい。
だから、、、、覚悟を決めなきゃいけないよね…
海「部屋、、、戻る」
紫「戻る？分かった。一緒に行こう」
・
玉「あー良かったー・・。」
部屋に戻ったことを伝えるとすぐに汗をかいた玉森先生が走ってやってきた。
普段滅多に汗をかかないような先生なのに、、、
海「あの、、」
玉「海人、ごめんね。」
海「えっ・・」
玉「ごめん。辛い思いさせちゃったね」
海「ううん、」
海「ねぇ、先生？僕、やっぱり・・・。、やっぱり移植受ける。先生僕の病気、よくしてくれるんでしょ・・・？」
玉「うん、良くする。海人が何年も何十年先も元気でいられるように。約束する。」
僕は、移植を受けることを決めた。もう逃げない。ずっと廉と紫耀の近くにいたいから。
海「だから・・・手術、お願いします…」
それは、ある涼しい風が吹き始めた夏の終わりのことだった。
____
特別編後編公開してます！
全てが僕たちの宝物 ー特別編ー
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風音色(プロフ) - 悠さん» 悠さんこんにちは！楽しみにしていただけて光栄です！お礼を言うのは私の方です、本当にありがとうございます😭✨今年も妄想にお付き合いいただけると幸いです、よろしくお願いします🥰 (2022年1月3日 11時) (
レス) id: 53632c956c (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 今年1年、お忙しい中毎日投稿お疲れ様でした。毎日仕事終わりに見るのがとても楽しみでした☺来年からの更新も楽しみにしてます。本当にありがとうございました✨ (2021年12月31日 20時) (レス) @page50 id: 1872d05588 (このIDを非表示/違反報告)
風音色(プロフ) - かいとりんさん» かいとりんさんこんにちは！コメントありがとうございます😭本日より2話ずつ更新することにいたしました！これからもよろしくお願いいたします🥰 (2021年12月27日 19時) (レス) id: 53632c956c (このIDを非表示/違反報告)
かいとりん - 私は、1日2回投稿の方が良いかなって思います！毎日ずっと楽しみにしてて1話読み終わると早く明日にならないかなとワクワクな気持ちになります！！ (2021年12月27日 16時) (レス) @page41 id: 26374b0d2e (このIDを非表示/違反報告)
こなゆき - 俺らは、強くなるのパスワード教えてほしいです！ (2021年12月5日 16時) (レス) id: cbb88e5d38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風音色
| 作成日時：2021年11月3日 13時
