私も器なんですよ3【呪術廻戦】

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そのまま彼らは新田に送られて、帰っていった。



虎杖「伏黒？」


『恵？』



明らかに動揺した様子の伏黒には、虎杖とAの声は届いていないようだった。



『恵！！』


虎杖「しっかりしろ！！」



虎杖に肩を掴まれて、やっと伏黒の意識が2人に向けられた。



伏黒「大丈夫だ…わりぃ少し外す。」




伏黒はA達に背を向けて電話をしている様子だった。その背中を3人は心配そうに見守る。



虎杖「津美紀の姉ちゃん大丈夫だったか？」




伏黒「問題ない。それより任務の危険度が吊り上がった。この件は他の術師に引き継がれる。


オマエらはもう帰れ。」



そう言われて強引に背中を押されると車に押し込められる3人。



虎杖「オマエらって伏黒は？」



伏黒「俺は校務員の武田さんに挨拶して帰る。ほら行け！」



『待って…』



ぐいぐいと押す伏黒の手を掴むと彼女は強引に伏黒の顔を自分に向かせて目を合わせた。



『恵…』



伏黒「大丈夫だから…な？」




伏黒はAの手を離させ、優しく背中を押す。全員が車に乗り込むのを確認して扉を閉めた。

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