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どうやらケイミーという娘は人魚なのだとサンジは言う。
……ならば最後に出品されるだろう。表を見る限りその娘は大目玉として扱われる。
麦わらの一味は買い取りで助けようとしているのだろうが……恐らくそれは叶わない。
《___魚人島からやって来た！！！
人魚のォケイミ〜〜〜！！！》
あの娘を取り返す為に金を積むにも___
「5億で買うえ〜〜！！
5億ベリーィ〜〜〜〜！！！」
余りにも部が悪すぎる。
「何それ……全然たりない……！！」
麦わらの一味も持ち合わせてはいない様子だ。
こうなったら……ルールには乗っ取らずやるしかないぞ。
「……A？」
俺は無言で立ち上がっては進もうとする。
……が、しかし、何やら上の方から風を切る音と悲鳴が聞こえてきた。
「あああああああ！！」
そして、ドゴォン、と大きな音を立てて後方に何かが落ちて来る。突然の爆風にフードを抑え、話し声の聞こえる場所に振り返った。
「何だお前！ もっとうまく着陸しろよ！！」
「できるか！！ トビウオだぞ！
おめーが突っ込めっつったんだろ！！？」
「だからとにかく乗れって……言うがお前らサニー号に戻るのに何をそんなに急いでんだよ。
……ここどこだ？」
……ああ、ルフィ達もやって来たのか
ルフィは娘を見つけるなり、何を考えているのか
いきなり其処へと突っ走ろうとする。
ある者がルフィを止めよう掴もうとすれば___
「きゃああ〜〜！！！」
次には服の中から数本の腕が現れ、周りの悲鳴が聞こえた。
……タコの魚人、と言う事は彼奴も危険な状況下に置かれてしまったな。
周りの者達は其奴に視線を集わせるなり、罵詈雑言。好き放題だ___しかし気持ちが悪いとは。俺は差別が嫌いなんだ。胸糞が悪い。
この騒動に暫く機会を伺っていると、天竜人が魚人に銃を向けているのが見えた。
「！ 危な___」
途端にパァン、と乾いた銃声の音が響く。
走りそうとするが一歩遅く、その魚人は撃たれてしまった。
「ハチ！！」
ハチと呼ばれた魚人はそのまま倒れ、血を流す。
それに伴い聞こえてきた賞賛の声に何だか頭が痛くなってきた。
そして、突き進んでいたルフィも振り返って惨状を目撃し、方向転換して天竜人の方へ進み出した……ん？
「まさか……」
俺は知らず知らずにそんな呟きをしていたが……そのまさか、をルフィはやった。
___ドゴォン！！！
ルフィは天竜人を殴り飛ばした。
それはもう、見た事の無い程の怒りの表情で。
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Noah†(プロフ) - 更新待ってました(*´∀｀)ワクワクしっぱなしです…これからも頑張ってください(*´-`) (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 16f26e4166 (このIDを非表示/違反報告)
しーた(プロフ) - 凄く面白かったです…！！更新ずっとお待ちしております… (2017年12月25日 11時) (レス) id: e6fa4e5308 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - め、めちゃくちゃいい所なのに！…すっごく面白いです！続き気になります！更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 40dece2299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2017年2月21日 2時
