【ヒロアカ】それが私。 (ページ12)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:48,064 hit

英雄11 ページ12

ー緑谷sideー

緑「.....。」

ボールを一点にみつめ、投げようとする瞬間。

梅子「失礼します。」

緑谷「うえ!?」

一人の女の人の突入により、事件はおきた。

相「なんだ?...此処は関係者以外立ち入り禁止だぞ?」

相沢先生が止める中、女の人はその声を無視すると、
僕が握っていたのと似たようなボールを上に上げた。

梅子「失礼ながら、先程校庭に向けて、
このボールをお投げになったのはどこのどちら様ですか？」

女の人が上げたボールは若干だけど焦げていて
誰が投げたか何てすぐにわかった。

((....女の人、すごく怒ってるみたいだけど、どうしよう...あれ....
かっちゃん/爆豪だ。))

ピクッ

梅子「.....かっちゃん? 爆豪？
その方がこれをお投げになったのですか？」

皆「!!?」

驚いたとでも言うような顔をする皆を見て気がついたのか、
女の人はメイドキャップを外し

長いウサギのような耳をたてた。

梅子「....あ、失礼。
私の個性はかなり特殊でして、人の心を読むことができるのです。」

相「...人の心を...読む....。」

オー「っ....何て個性だ。」

女の人は少し間をおいてごほんと咳をつき
またキャップを被る。

梅子「つきまして.....その爆豪さんは....どちら様で?」

その問いかけに皆が息を飲む。
だって、ただの問いかけじゃなかったから。

それは、殺気を含んでいた。