【悲報】同窓会に推しがいた【うらたぬき】

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｢あー！おったうらさーん！｣

｢こらっ！はしゃぐな言うたやろ！｣


暗めの茶髪に赤めのメッシュを入れた男性と、暗めベースに明るめのブラウンメッシュを入れたこれまた高身長な男性。

その顔の大部分は2人ともマスクで見えないが私にはすぐわかった


｢ごめんなさい浦田さん帰っていいですか｣

｢は？ダメに決まってんだろ｣



＊



｢ほえーこの子がうらさんがいつも言ってる子ねぇ｣

｢めっちゃ可愛い顔してますやん、これなら納得やわ｣


私のことを上から下までじっくり観察したあとそんなことを抜かす高身長2人組。

そして紛れもなく浦田さんが歌い手として所属しているグループ、浦島坂田船の坂田さんとセンラさんだ


｢てか今から2人どこ行くん？｣

｢渋谷の最近出来たあのでかいショッピングモール｣

｢えっ奇遇やんセンラたちもそこ行こうとしとったんやけど｣


話はトントン拍子で纏まり、結局目的地が一緒だった私含めうらさかせんの3人で行動することになってしまった

途中、意味ありげにセンラさんが私の耳元で｢2人の邪魔しちゃってごめんな？｣と言ってきたので恋人でも何でもないので大丈夫です。とだけ言っておいた

｢え、恋人じゃないん！？｣

｢違いますよ！ただの中学時代の同級生です！お友達！｣

｢…セフ レなん？｣

｢はぁ？？？？？｣


これはうらたん、頑張れやなあ… と呆れたように呟いたセンラさんのその発言の意味は私にはよく分からなかった

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