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真琴「早く告白すれば良いじゃない」
「なぜそうなるの」
私はこの間の話を真琴にする。真琴は溜め息をついて、早く言え。と溢した。
「告白はしないんだって」
真琴「釣り合わないって……そんなこと無いと思うけど？私は」
kn「なんの話してん？」
真琴とご飯を食べていると、コネシマが来た。そして私の肩に手を置く。彼もよく私に触れること多くなったような…。もしかして私に…？な訳無いけれど。流石に友人としてよね。
鬱も、私に触れるのは友人としてだろうか……。
やはり、告白は出来ないな。
kn「てかA、真琴も知ってるんか。」
「知ってるよ」
真琴「知ってるに決まっているでしょう。親友なんだから。」
真琴大好き。
コネシマはそうなんか。とだけ呟いて私のとなりに座った。
真琴「コネシマも言ってやって。早く付き合えよってさ。」
kn「んー、俺は言われへんな。やって俺、こいつの事好きやからな！」
「へ？」
真琴「ま？」
え！？なんで！？と彼の顔を見ると、彼特有の笑顔で、友達としてな！と背中を叩かれた。痛い。
kn「やから、鬱のやろうにAを預けるのはまだ早いねん！」
真琴「お父さんか」
「二人とも、私は告白しないんだって！」
と言うと、真琴は、それで良いなら良いけどね。とカレーを食べ始めた。
コネシマはうんうんと頷く。彼の耳は少し赤い気がした。
ーーー
食堂を出て、コネシマと廊下を歩く。(真琴は上司にお呼ばれした)
kn「なぁ、A」
「うん？」
kn「俺、この際やから言うけど、お前の事好きやから。友達以上に想っとる」
「…」
彼に手を捕まれて、目線が合わさる。
kn「…困らせてごめんな。…その、俺、お前に幸せになって欲しいねん。やから、あいつに思いを……」
ut「シッマ」
不意に身体を引き寄せられたかと思ったら後ろに鬱が居た。喫煙所に居たのか、すごくタバコ臭い。
「鬱…？」
ut「Aちゃん、お疲れ様。シッマもな。」
kn「あぁ、お疲れ大先生…」
コネシマは、それじゃあ、と先に仕事場へと戻っていく。何となく後ろを向けないで居ると、彼が私を抱き締めて耳元で名前を呼ぶ。
ut「好きな人って、コネシマなん？」
「や、ちがう…」
耳に当たる吐息に、ぞわりとする。変な感覚だ。
離して…と言うと、あっさり離れてくれた。
ut「ごめんなAちゃん…。意地悪してもうた」
「いえ、全然」
というと、彼は全然なん？と笑った。
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作者名：ほたて | 作成日時：2022年12月23日 17時
