10話 ページ10
ロボロさんから報告をされてトントンさん、そしてゾムさん、シャオロンさんが基地を出られて数分後、各地で爆発が起こりました。
戦闘部隊が訓練する訓練室、そして監視室、食堂。この3ヶ所です。
私はその時、オスマンさんと食堂にいたのですが、食堂には、シェフのもとで働いていた料理人が暴れ、次々と人に危害を加えておりました。その料理人は言いました。
私はα国の人間であると。
そして、彼らの目的は、このW国の崩壊。そして、幹部の首だと。
その場は何とかひとらんらんさんと、オスマンさんが収めてくださいましたが…かなりの被害が出てしまいました。
一番は監視室です。あなた達との連絡が完全に途絶えてしまいましたから。大怪我をしてしまったロボロさんの代わりに私が知る情報をインカムで一人ずつに情報を流していきました。
ーーー
「その間、Aさんの姿は見ていません。書記室の皆さんのことも…すみません。」
「…エミさんのせいちゃうやろ。俺のせいや。」
「トントンさん……」
エーミールはそんなことはないと言ってくれるが、実際俺の責任だ。書記長として、副書記長であるA。そして俺のもとで働いてくれた皆。彼らを助けられなかったら……。
「俺は、書記長失格や…」
「何てこと、言ってんすか。トントンさん。」
「ショッピくん…」
ショッピくんはエーミールに支えられながら体を起こす。
「…トントンさん、A達は俺が逃がしました…。あのクソスパイの女なんかに、やられる訳、ないですよ。Aが…。」
「ショッピくん…」
「多分地下の方に逃げてるんちゃうかな…でも今のトントンさんじゃ会わせられないですよ…」
「…？」
「そんな、失格だとか言わないで下さい…ずっと、あなたは前を向いて、幹部達を引っ張ってきてくれた…。その姿に憧れて、書記室のみんなは、部下になったんですから。Aも、ずうっと、トントンさんのことばかり、なんですよ？」
だからほら、胸、張ってくださいよ…書記長…
そういうと、ショッピくんはだらりと項垂れてしまった。
「ショッピくん？」
「…眠ってしまわれたみたいですね。でも、彼の言うことは本当です。私もトントンさんのことを尊敬していますから。」
「…ありがとう。二人とも。」
俺はお礼を伝えて、地下室まで走った。するとそこには…
「あ！書記長様！！」
「トントン様！帰ってこられた！」
「こ、怖かったです…！」
部下達の姿があった。
「遅なってごめん」
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ボクくん - ほたてさん»ありがとうございます！理解しました！物語の続きがより一層楽しみです！頑張ってください！ (2022年8月16日 8時) (
レス) id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - ボクくんさん» こちらの作品を読んでいただき、ありがとうございます。分かりにくい表現になってしまい、申し訳ありません。α国の(敵の)者が、tnさんの部下の中に居る。えらいこっちゃということになります。このスパイを指しています。このような解答で大丈夫でしょうか？すみません (2022年8月15日 23時) (レス) @page8 id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
ボクくん - 初めて拝見しましたが、素晴らしかったです！あと、私はバカなので8話の『俺の部下』って誰のことを指しているんでしょうか？長文申し訳なきです (2022年8月15日 17時) (レス) @page8 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - 徹夜のシロツメクサさん» ありがとうございます。褒めていただけてとても嬉しいです。お心遣い、ありがとうございます。楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2022年8月7日 22時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
徹夜のシロツメクサ - ﾝｷﾞｬｧｧｧｧｧ最高すぎるんじゃあ(白目)作者様神ってる…！生まれてきてくれてありがとう！無理しない程度に頑張ってください！ (2022年8月7日 20時) (レス) id: 9362d20e8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2022年8月2日 10時
