【歌い手】歌い手達の受け反応集。【男主】【BL】

。。。。。。 ページ48

gr.ver

A/side

「ねぇお兄さん。私、お兄さんに一目惚れしちゃった。私と付き合ってくれませんか？」

「……はい！？」

えー、Aです。現在、私の喫茶店には人が俺含まず2名しかおりません。いや23時ですし当たり前ですが。
1人は金城くん。もう1人は初めて来るお客さん。
そして、初めて来るお客さんがただいま、金城くんに告白しています。
……ファー！！

「えっと……あの、それどういう……？」

「どうしたもこうしたもないです。私、貴方が好きなんです。」

「うぅん……それはちょっと困るというか……」

おい金城くん？なんで照れてんの？え、やばくね。寝取られる。あかん。

「なんでですか？……あ、お兄さんもしかして恋人いるんですか？」

目の前に居ますが。

「あぁうん、そんな感じや。やから、ちょっとな……」

「……じゃあ、私にしてくださいよ。私、その人より魅力的になります。だから私にしてください。」

えぇ、めんどくさっ！……てか、これ仲裁した方がいいのか。

「……ねぇ、マスターもそう思うでしょ？私にして欲しいんです。お願いです。」

［悲報］飛び火してきた。
まぁいいか、丁度いいや。

「……そぉやね。俺はなぁ……君と金城くんは付き合わない方がええと思うよ？」

「な、なんでですか！」

「だって、君と金城くん会ったばっかやん。
あと、金城くんの恋人俺やし」

「えっ！？マスターが恋人……！？」

うわ、めっちゃ驚いてる。草ッッッ！！

「そういうわけで、お引き取り願いますわ。
もう閉店時間やし、今日のところはいっぺん帰ってもらってええですか？」

「……わかり、ました。
でも、私諦めません。またきますから……！」

俺を少し睨みながら、金城くんに逆ナン(?)していた少女は店から出て行った。

「……で、金城くん。照れてたのはどういうこと？」

「……あっ、えっと……それはな……うーんと……」

俺、ちょっと怒ってる♡

「今日は放置か〜……」

「あぁぁぁぁぁ……」

……にしても、諦めない……ねぇ。
取られないように気をつけますか。

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