病んでいる少女の生きがいは推し【AU】

現実 ページ12

Aが起きたのは病院のベットの上だった

混乱しているAの横から泣き声が聞こえてきた

…Aの母親だ

Aが起きたことを確認すると…とても喜んでいた


母(良かった…


しばらくすると…友達や父親も来た

弟は無理矢理連れてこられたようだ


親友？(良かった…A…ごめんね…ごめんね……


親友？はずっとごめんねと言い続けている

理由は…














ふざけてAを車ではねた様だ

Aはずっと真顔で…窓の外ばかり見ていた

父親も…いつもとは別人のようにAの体を心配していた

弟はいつもどうりで逆に安心したようだ






次の日は担任の先生も来た

しかし…テンプレのような台詞しか出てこなかったので、Aは話を聞くのを止めた














数週間後…

Aが退院すると…現実が待っていた

・ついていけない勉強

・平均以下のテストの点数

それ以上は頭が痛くなるので、Aは考えることを止めた

頼れる人もいなく…Aはまた部屋にこもるようになった

しかし…今度は食事すらまともにせず、一日中ベットの上で寝ていた

不登校になったA母親に怒られたり、父親に文句を言われたり、弟に無視される毎日を送った








『はは……










もう嫌だ…』


少女は一人で静かに泣いた

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