210 ページ10
櫻井 side
“潤くん、”
松本「……。」
“誰よりも嵐の事を考えてくれてありがとう。”
松本「……。」
“一見、クールで怖い人に見られがちですが、潤くんは誰よりも温かい人だと思います。”
松本「……、」
“優しい人は世の中にたくさんいますが、潤くんの優しさには温かさがあります。”
松本「……っ、」
“その温かさに、私が何度甘えた事でしょう。”
松本「……っ、……、」
“心地良い、その温もりが、私は大好きです。”
松本「くっ……！」
何かある度に松潤に相談していたA。ファンのみんながこの二人を親子と呼ぶ理由がわからなくもない。時にAを怒り、時にAを褒め、共に笑い合う姿は親と子の関係であった。
“ニノ、”
二宮「……ん、」
“ニノは場の空気、嵐の空気を読む事がとても得意な人です。”
二宮「……。」
“私たちと一緒にふざけたり、不器用になったり、”
二宮「ふふっ、」
“でもそれは、本当に頭の良い人にしか出来ません。”
二宮「……。」
“そんな、みんなのためなら、と言う心の広さに何度も救われました。”
二宮「……っ、」
“捻くれた言葉の裏に、嵐への愛が込められている事、みんな気づいていますよ。”
二宮「う……、うぅ……っ、」
“これからもニノらしく、ね？”
二宮「……A、っ……！」
いつだってAに本音をぶつけていたニノ。少々誇張し、言葉がキツくなる事もあった。「チビ」「根暗」「貧乳」「オタク」などといがみ合う事もあった。しかしそれは愛情表現、小学生男子が好きな女の子をいじめてしまうそれと同じだ。Aの言う通り、そんなニノの捻くれた愛情表現に俺たちは気づいていた。どんな言葉を使えど、Aに対する気持ちは俺たちと同じだと言う事に。
×
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2361人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩佳(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました、ほんとに、涙出ました... (2023年3月29日 8時) (
レス) @page16 id: 0b4dc78848 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 号泣しました、今の大切さ学びました。 (2021年9月3日 16時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
skomiya0617(プロフ) - 泣きました。ステキなお話ありがとうございます (2020年5月8日 23時) (レス) id: 8e4b334675 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - あまり小説を見て泣かないのですが。泣いた。ただただ泣いた。ホワイトちゃんを愛する赤さんの気持ち。青さんの覚悟。黄色さん始めとする3人の思い。その思いと覚悟が交錯して絡み合って…。泣きました。感動するお話をありがとうございます。 (2020年3月19日 16時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - お話とても感動しました！最後のビデオが見たいのですがパスワードが分かりません(´；ω；｀)教えて頂きたいです (2019年12月24日 1時) (レス) id: 3fdaaf6b07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rii!
| 作成日時：2017年3月21日 20時
