もう、つらい思いなんてさせない。【まふまふ】 (ページ15)

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貴方side

えーっと……

泣きぼくろ…っていうんだっけ？と、喋るたびにちらちら覗く八重歯が特徴的な人。
月崎志麻くん。土佐弁だって言ってた。

一番最初に話しかけてくれた、関西弁のムードメーカーっぽいこの人。
坂田明くん。すごく性格よさそうな、いいひとっぽい。

京都弁のやわらかい話し方と高めの声がすごく耳に残る感じ。あと胸毛ってなに。
折原センラくん。自称サラリーマン。

背が…可愛いなぁ。(失礼)茶髪で背が低い(二回目)この人。
浦田渉くん。肩にたぬきがいるんだけど…つっこまないほうがいいのかな。

この４人が、『浦島坂田船』のメンバーらしい。
今この場にいても、すごく仲良しなのが見てわかる。

「なぁなぁ、名前なんていうん？？」
「あ、えっと、Aです。まふくんの、幼馴染でしｔ……です。」
「へ～、こんな可愛い幼馴染がいて、ひきこもりの非リアなんてよくいえるね～、まふ」
「はッ！？///別にそんなんじゃｎ…」
「Aちゃん髪長いのも似合うけど、短いのも似合うで？」
「は、はぁ…」
「志麻くん口説かないでAを洗脳しないで！！」

私の髪の毛を弄んで妖艶に笑う志麻くん。
全体的に色っぽい人なんだな。きっと。
センラさんによると『変態ほくろ』らしいし。…変態…。

「それより、さっき皆さん何買ったんですか？だいぶたくさんありましたけど…」
「ああ、まふがそこのスーパーで買い物しててさ。すげぇ量の大荷物だったから、
　俺らで手伝いにきたわけ。」
「ほんとみんなありがとね～」
「いえいえ、なんせまふくんの『大切な子』ですからね～。」
「わあっ！？？/////ちょ、センラくっ」

センラさんがにやにやしながらそういうと、まふくんが真っ赤になって
センラさんの口をふさぐ。

もしかして、まふくんて。

私のこと、好きだったりするのかな……？

いや、それはないか。
うぬぼれんな、って話だよね。

でも、もしそうなら……………………………

私、ちょっとだけ、期待しちゃってるかも。