stage.26 ページ37
※歌詞に合わせているため、一番ルールを無視しています。怒らないで下さい
(side.Sakata)
オーナーと俺たち4人は金城さんがディーラーを務める中央のテーブルに集まった。会場の人々はこの戦いの一瞬も見逃さないようにと静かに見守ってくれている。
「ゲームはテキサスホールデムで行う。異論はあるか？」
「無いわ」
『無い！』
「無い」
「無いぜ」
「無いです」
「では、まず席順を決める。即席で悪いが、このくじ引きを使ってくれ」
そう言って差し出された5本の棒。棒の先に番号が書いてあるという。くじを引いた結果、左から順にうらたん、まーしぃー、俺、ラマン、オーナーになった。
「では、これより決勝戦のゲームを始めよう！」
金城さんの声に観客は沸き立ち、俺たちの一気に纏う雰囲気が一変した。特にオーナーさんの変化は自然と鳥肌が立つ程だった。
(久しぶりや、この…強者を目の前にしたゾクゾク感…！やっぱりオーナーさんは凄い…！)
プリプロップと呼ばれる一回戦。うらたんの余裕のある表情が見えた気がする。
フロップと呼ばれる二回戦。まーしぃーの目が一瞬細まったのを俺は見逃さなかった。
ターンと呼ばれる三回戦。ボードにハートのQが来て、内心でガッツポーズした。
リバーと呼ばれる四回戦。ラマンの眉が上がりっぱなしという事はかなり良いカードだったのか。
「…誰もフォールドはしない、か。流石だな」
四回戦まで終わり、5人とも残っているので、これからショーダウンとなる。
正直、僕は優勝は出来ない。だけど、最下位は免れている…と思いたい。
「では、カードオープンだ。…うらたから順に発表していけ」
「俺は…スリーカード」
「次、志麻」
「ストレートや」
「坂田」
「…フラッシュ」
「センラ」
「フルハウスや」
「…オーナーは」
「………はぁ、フォーカードよ」
パサリ、とおもむろにオーナーが手放したカードはキングが2枚。ボードにも2枚のキングが乗っているため、フォーカードが完成したのだ。
「という事は、優勝はオーナーで決定だな」
金城さんのその一言に、観客は大盛り上がりを見せた。そして、負けた俺たちも―――
『やっぱりオーナーさんは凄いな！』
「いやぁ、敵いませんわ」
「楽しかったぜ、ありがとな」
「また勝負しような？」
全員すっきりした顔で笑い合う。それ位、俺たちにとって、このゲームはドキドキワクワクした試合だったのだ。
「ふふ、私も楽しかったです。ありがとう、四天王」
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紫苑(プロフ) - リリさん» ちゃんと変換できたみたいで良かったです！ ご不便をおかけして、失礼しましたm(__)m 頑張ります！ありがとうございます！ (2019年10月14日 0時) (
レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - ちゃんと、名前が出来ていました！名前で呼ばれるのが嬉しいです(￣∇￣*)ゞ次も頑張ってください！ (2019年10月13日 18時) (レス) id: 3c3ec4405a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - リリさん» リリさん、ご指摘ありがとうございます…！こちらの設定ミスです…修正いたしましたので、名前が変換されるはずです！ 応援ありがとうございます！頑張ります！！！ (2019年10月11日 21時) (レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - 最高です！登場人物の、名前を変える設定で名前を入れても、変えれないのですが……どういうことでしょうか……これからも、頑張ってください！ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 3c3ec4405a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑
| 作成日時：2019年10月7日 13時
