イベントが決まっただけでこんな話題になる？【歌い手】

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イベント当日。
この日ばかりはダンスレッスンもボイストレーニングもなく、顔出しをすることを除けばゆったりと過ごせる日ではないだろうか。

…と、考えてる時間もありました。

「やっぱり生で見ると更に綺麗ですね…特に脚と髪型が」
『…あ、ありがとうございます？』
「こらまーしぃ！すいみぃさんから離れろ！」

目の前に片膝をついて私の片手を取るこの人。
皆さんお気付きであろう、浦島坂田船さんの"島"担当の志麻さん。そしてその後ろで怒なのは、浦島坂田船さんの"坂田"担当の坂田さんです。

…なんでこうなってるって？
イベントが始まる前に、当選した歌い手さん達が楽屋を訪れて来てくださったのは何となく分かるだろう。問題はそのあとだ。
自分も挨拶を済ませようと来てくださった方々にお礼を言いつつ回っていたら、初めましての人に2人ほど出会った。

1人は、坂田さんによって私から引き剥がされた志麻さん。
そしてもう1人は、その光景をうらたさんの隣で楽しそうに見ている…浦島坂田船さん"船"担当のセンラさん。
センラさんは志麻さんよりも先に挨拶を済ませていただいたのだが、「頑張ってくださいね」と少し訛ってる言葉がすごく綺麗で印象的だ。

「すみません、すいみぃさん。うちの志麻が…」

申し訳なさそうに謝るうらたさんに、大丈夫ですよ、と首を振る。

『うちにも特殊なやつは居ますから』
「それアタシじゃないわよね？」
『君以外の他に誰が居ると…？』
「アンタ…本番覚えてなさいよ」
「まぁまぁRiKuくん落ち着いて。」

私とRiKuの間に入って仲裁してくれる天月さんは、事前に来ることを知っていた人。
ちなみに、そらるさんとまふまふさんは用事があって来れないらしく、"行きたかったです"という内容のLIMEが凄かった。

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