イベントが決まっただけでこんな話題になる？【歌い手】

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「＿では、また会う日まで！」
『ばいばーい』

＞＞ばーい！
＞＞乙です
＞＞またね〜

最後まで画面に流れたコメントを一通り見て、RiKuは生放送を終えた。
重大発表を言うまでに3分かかり、雑談に1時間ほど費やしたという無計画さ。さすがRiKuである
そんな彼は隣で「…なんなの、めっちゃいじられた」と言いながら、私にペットボトルの紅茶をくれた

『RiKuの性癖が世に広まったな』
「誰のせいよほんとに」
『少なくとも私ではない事は確かです』
「いや大元アンタのせいだから。何責任回避しようとしてんの？」

RiKuの戯言を聞き流しながらスマホで青い鳥を確認すると、RiKuの垢は先程の生放送のことでいっぱいになっている。
これはもう笑うしかない、と思いつつ彼に画面を見せれば、やばいくらいのしかめっ面になった

「こんなんでトークイベントとか大丈夫なのかしら」
『…んまぁ、被害がくるのはRiKuだけやし』
「それが問題なのよ」
『喜べよ』
「本気で殴るぞ？お？」

コイツは怒ってもあんまり怖くないのでスルーさせてもらう。

家にある時計を見れば、時刻は20時を回っていた。中途半端に遅くもなく早くもない時間。

「泊まる？」
『いや、今日は家でちゃんと寝たいから帰る』
「じゃあ送ってくわよ」
『きゃー、RiKuさん優すぃ』
「……やっぱ1人で帰って」
『……おいおい、そりゃないよ』

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