御堂筋翔の初恋奮闘記【弱虫ペダル】 (ページ5)

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《Aside》

夏休みも後少し。

今日もみどくんと病院に行く。

《ピンポーン♪》

あ、みどくんが迎えに来てくれた

『お待たせ〜』

「待っとらんよ。あ、今日な、天気、曇のち雨なんやけど、先病院行こか」

そしていつものように病院へと向かった

、

「母さん。来たで」

少し具合悪そうに起き上がろうとするおばさん。

『ちょ、無理せんといてください！』

「今日はちょっとだけ調子悪うてなぁ､､､」

こんな日は何回かあった。でも、今日はなんか違う気がする。

そして、いつものように話していた。

「検温でーす。」

すると顔見知りのナースさんが入ってきた。

そう。

ここまでは"いつも通り"やったんや。

検温の結果を見たナースさんが少し険しい顔をして、出ていってしもうた。

次の瞬間、私とみどくんがおばさんの方を見ると

！？

苦しそうに息をしていた

「､､､母さん、顔､､､白いで､､､？」

『え、あ、？おばさん､､､？』

その後、おばさんは別室に運ばれた

私とみどくんはそれに着いて行った

そして止まって、おばさんがみどくんを抱きしめた

私は何故か、ここで泣いてしまいそうになったんや

まだ、みどくんだって泣いてない

ていうかその前に泣く必要が無い

おばさんは､､､ちょっとほんのちょっとだけ調子悪うなっただけなんやから､､､

、

《？？？side》

そう思いたかった。

その後おばさんは

亡くなられた

そんとき、みどくんはずっと押し黙ってた

私は泣きそうになるのを我慢してた気がする

するとみどくんの親戚の叔母さんから電話があったんやよ

内容は二つやった

これから病院に向かってくれるとの事と、そして

「あ、Aちゃん？あんな、落ち着いて聞いて欲しいんやけど､､､〜」

「､､､は？」

『ママが、過労で倒れた､､､？』

その後はほぼなんも覚えとらん

ただ一つ覚えてたんは

雨が降る中を泣きながらロードを走らせたことや

隣町のママが搬送された病院に向かったんや

結局命に別状はなく少し入院すれば大丈夫やった

ほっとしたのも束の間

次は大阪に住んどるばあちゃんから電話があった

その、内容は､､､