御堂筋翔の初恋奮闘記【弱虫ペダル】

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《Aside》

教室に入って私はすぐしゃがみ込んだ

泣いたらあかん

あかんて、


「ッ､､､うぅ、」

マネージャー失格、か

これでも努力しとったつもりなんやけどなぁ､､､

それはみどくんの足引っ張らんため

全てはみどくんと勝利するため


あれ､､､？

私、なんでこんなに必死になってるんやろ

友達のため、それだけ？


そもそも私にとって、みどくんってなんなん？

みどくんにとって、私ってなんなんやろうか？


もう、分からん。なんも分からんくなってしもうた

『あー､､､』

時計を見やると針は8時を指している

ふと思いついて私はとある人に電話をかけた


［「はい。」］

『あ、今ちょっとええ､､､？』


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

《御堂筋side》

戻ったら教室はざわついとった

ザク共の視線を感じつつも自分の布団に座る

「みッ御堂筋！」

石垣くんが話しかけてくる。相当切羽詰まった様子や

あったことをボクは悟られんように


「なんやの。てか君付けぇ君をォ」

「さっき、速水が泣きながら2階に戻ってたんや。シャワー室の方から来とったから御堂筋となんかあったんとちゃうかと思うて､､､」

「はァ？ボクのせいにせんでくれるゥ？」

否、あれは完全にボクのせいや


「心当たりとかは､､､？」

「皆して何やの。ボクがあの子ォのこと全部知っとると思うたら大間違いやよ」

背を向けて布団に潜る


「やって、よう見とるやないか」

！

「ｯはァ？ボクがあの子のこと見てる？キィモ」

「そういう意味やなくて、お前らお互いを1番に理解しとるというか､､､上手く言い表せれへんけど俺にはそう感じたんや!!」

､､､ボクゥにとってはそうなんかもしれんなァ

「キモ、兎に角、ボクは何も知らんから。ザク共もはよ寝ぇ」


もし明日おらんかったらどないしよか
マネージャーやめてしもうたらどないしよか
ボクから離れていったらどないしよか

でも、今思えば愛想つかされてもおかしないことをしでかした

ほんまに気になってしゃあない


目を瞑って心を落ち着かせようとする

そんな事を考えていたらいつの間にか眠りについとった

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