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大野 side





櫻井「俺は反対かな。」



大野「……。」



松本「俺も。」



相葉「ごめんリーダー、俺も反対。」



二宮「俺もー!」



大野「……。」





そりゃあそうだ。

こんな身勝手な意見が通されるはずがない。俺は自分の事しか考えていないのだから。





櫻井「覚えてる?」



大野「え……?」



櫻井「Aと関ジャニのゴタゴタがあって、俺が事務所を辞めるって言った時。」



大野「あ、うん……、」



櫻井「アンチのせいでAが脱退を選択した時。」



大野「……。」



櫻井「Aの病気が発覚して卒業を決めた時。」



大野「……、」



櫻井「俺たちの気持ちはいつも同じだったね。」



大野「しょ、翔くん……!」



櫻井「それはAだからじゃない、Aが嵐のメンバーだからだよ。」



大野「……っ、」



櫻井「智くんも嵐のメンバーなんだよ。」





この時、初めて視線が絡み合った翔くんの瞳はどこか悲しそうで、しかしどこか温もりを帯びていて、俺はその瞳から目が離せずにいた。





櫻井「一緒にね。」



大野「え……?」



櫻井「俺たちも一緒に。」



大野「だ、ダメ!それは絶対……!」



櫻井「何で?」



大野「何でって……、」





それは。





大野「Aと約束したから……、」



櫻井「……。」



大野「嵐をなくなさいってAと……、」



櫻井「そうだね、だから智くんの脱退には反対。」



大野「……、」



櫻井「みんなで暇を取ろう。」



大野「い、暇……?」



櫻井「遅れて来た夏休みってやつかな。」



大野「それって……、」



櫻井「嵐、活動休止。」



大野「え……、」





休止……?





松本「賛成。」



相葉「俺もー!」



二宮「俺も賛成。」



大野「ちょ、ちょっと待ってよ!俺のせいで休止なんて……、」



櫻井「悪いけど智くんのための選択じゃない。」



大野「……、」



櫻井「これは嵐のための選択。」



大野「翔くん……、」



櫻井「いつかが今になっただけの事だよ。」





決して嵐から離れたい訳ではない、嫌いな訳でもない。ただ少し疲れただけで、こんな気持ちのまま俺たちを応援してくれる人の前には立てないと思った。

俺一人が脱退すれば嵐は存続出来る。わざわざ休止にする必要はない。





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aaaa(プロフ) - 無限大さんの赤さんの気持ちが切ない、、そして今のメンバーが主人公を守ろうとして過保護気味なのも尊い、、、これからの更新も楽しみです!応援してます! (2020年8月3日 2時) (レス) id: 37531683ef (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 更新待ってました!今回のお話もすごく面白くて素敵なお話でした!またお願いします! (2020年7月22日 1時) (レス) id: 1ffda3ade9 (このIDを非表示/違反報告)
skomiya0617(プロフ) - 更新頑張ってください (2020年5月9日 15時) (レス) id: 8e4b334675 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 凄く素敵な作品です!!大好きなメンバーばかりから愛されて幸せな気分です!更新楽しみに待ってます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: c74c50d057 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rii! | 作成日時:2020年2月8日 22時

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