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死にたがりの手紙turn7 ページ19

会議室で、資料を渡される。なんで最近俺、巻き込まれんの…。
神倉所長がお茶を入れてくれた。それを飲みながら資料を見る。

東海林「それで、花ちゃんの最後の晩餐なんだけど」
『ちょ、待て…ずっと気になってたんだが、あの少女花っていうのか?』
三澄「あ、そっか…A居なかったのか」
『悪かったな、居なくて』

お茶を飲んで、悪態をつく。

久部「花ちゃんの胃の中から紙が出てきて、それに『ユキオトコノイ タスケテ花』って書かれてたんです」

「ユキオトコノイ タスケテ花」…。なんか、引っかかるが、話を聞くことにする。

『それで?胃の中がどうした』
東海林「メニューは…ジャガイモ、きゅうり、にんじん、レタス、パン、」
三澄「ノリ、米…おにぎり?」
東海林「あと、カレー粉が少々と肉だった」
三澄「肉、なんの肉?」
東海林「グリコーゲン値が牛肉の3倍だから…」
三澄「馬?」
『…鹿じゃね?』

そっちの方か馬肉よりも食べられている。

三澄「鹿…鹿か。鹿っぽいね」
東海林「あと、血液鑑定の結果は赤血球が完全に破壊されてた」
三澄「完全に?」
東海林「しかも全身」
『低体温症は違うな』

マイナス20度以下の環境での凍死。

東海林「あ、そっか。冷凍施設で凍らされた?」
久部「あ、メッセージ!ユキオトコノイに例えたとか」
三澄「何それポエム?」
東海林「鯨のお腹に飲み込まれちゃった〜」
三澄「なんだっけ?それ」

神倉「一つ言っていい?一つ言っていい?誰もお茶の味覚えてないでしょ?」
三澄/東海林「あ、美味しかったですー」
神倉「嘘つけ。前宮君は?」
『あー…はい、美味しかったです』

正直覚えてない上に味の違いはさっぱり分からない。が、伝えない方がいいか。

神倉「今話してた花ちゃんのご遺体ですけど、捜索願を出してた御両親が見つかりました」
「「「え?」」」

コーヒーが、飲みたい。

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Kiyo(プロフ) - meikyoshishuiさん» 失礼しました!(汗)直しておきます!! (2018年3月16日 17時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
meikyoshishui(プロフ) - ミコトの母親の名前間違われてますよー…正しくは『夏代』さんです!! (2018年3月15日 23時) (レス) id: 3b38de3163 (このIDを非表示/違反報告)
Kiyo(プロフ) - 梨さん» ありがとうございます!亀更新ですが、お願いします!! (2018年3月15日 21時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
Kiyo(プロフ) - はびさん» BL要素ですか…!少しなら出来たらやってみます!! (2018年3月15日 21時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
- 雰囲気のいい小説ですね。応援させていただきます。 (2018年3月14日 2時) (レス) id: 366a3518b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kiyo x他1人 | 作成日時:2018年3月3日 19時

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