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死にたがりの手紙turn1 ページ13

『やめろ、離せ!久部!!』
三澄「久部君、絶対離しちゃダメだからねー」

ガラケーを触りながら三澄が久部に指示する。久部はチラチラこっちを見ながら俺の腕を引っ張っている。絶賛俺は今、現場へ連れていかれている途中だ。

事の発端は今朝、今から数十分前。一家心中の依頼が来て、現場調査に三澄班が行くことになった。が、その場の話を聞くにしても人手が足りないらしい。そこに丁度部屋に居た俺が連れていかれたのだ。

不運だ。全く持って不運。なんて日だ。抵抗してはいたのだが、流石に疲れたので、もう諦めた。現場にも着いちまったし。

三澄「スマホじゃなくても着きましたー」
『どうでもいい。手短に終わらせるぞ』

もう、俺は振り切れたぞ。さっさとやって帰る。
現場に入れないように張られたテープの近くに立っている警察の1人に声をかける。

『悪いが、毛利を呼んでくれ』
警察「関係者は立ち入ることが…」
三澄「UDIラボです」
警察「いえ、関係者以外立ち入り禁止です」
東海林「はぁ?」
久部「UDIラボってそんなに知られていないんですか?」
『出来てまだ2年だ』

ポケットに手を突っ込み、帰ろうかと踵を返した時。

毛利「その人達入れて!前宮君、帰ろうとしない!!」
『来んのなら早く来いよ…』

再び体を戻して、中に入る。

毛利「相変わらず自由だなー…」
『一家心中としか聞いていない。練炭か』
毛利「そうですよ」

なら、綺麗な死体だな、と笑うと笑い事じゃない、と返された。後から三澄達も着いてくる。

三澄「自 殺をするにしても、練炭はおすすめ出来ません。催眠薬を飲んでも、途中で起きてしまう場合もあって、意識はあるのに体がピクリとも動かない」
『地獄だな。下手すりゃ後遺症』
東海林「こわっ」

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Kiyo(プロフ) - meikyoshishuiさん» 失礼しました!(汗)直しておきます!! (2018年3月16日 17時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
meikyoshishui(プロフ) - ミコトの母親の名前間違われてますよー…正しくは『夏代』さんです!! (2018年3月15日 23時) (レス) id: 3b38de3163 (このIDを非表示/違反報告)
Kiyo(プロフ) - 梨さん» ありがとうございます!亀更新ですが、お願いします!! (2018年3月15日 21時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
Kiyo(プロフ) - はびさん» BL要素ですか…!少しなら出来たらやってみます!! (2018年3月15日 21時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
- 雰囲気のいい小説ですね。応援させていただきます。 (2018年3月14日 2時) (レス) id: 366a3518b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kiyo x他1人 | 作成日時:2018年3月3日 19時

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