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*5* ページ7

貴方side


「はい、治ったよ!ついでに闇耐性つけといた。魔王に効くのかは分からないけど…多分あんま効果ないな」


『効果ないんかい!』


「だって闇強すぎるんだもん…」


『そ、そうか…じゃあ戻るね』


「今度スイーツ奢ってね!じゃあね!」


まだ5時かぁ…なら少し城下町に行くかな


活気溢れる城下町
せっかくだし最近人気になっているカフェでも見てみようかな…


何やらチョコレートパフェが人気らしい


チョコレート!?


一気にテンションが上がる







.








.







.








のに…なんか…その…


後ろにいる気がする…


少し早歩きにして歩く


路地裏に身を潜め、1発食らわせるためにナイフを取り出す


やられっぱなしじゃ嫌だもん…


するとほんのり闇の魔力が漂ってくる


他の国民達は気付いてないの…?


あと少し来たら…



もう少し…



そこっ!


『この…変態め!』


口から出たのは魔王め!とかじゃなくて急に変なことをしだしたことに対する本音


そのナイフは空を舞った


『なん…で…!?』


やっば…やられた
そう思った


「ダメやんか!もうすぐ暗くなって寒くなるのにドレスだけじゃ!ほ、ほら…上着着て…な?」


そういって何やら可愛らしい上着をかけてくる


『…へ』


思わず間抜けな声が出てしまった


「…?僕なんか変なこと言うたか?」


『へ、変なことしか言ってません!何を企んでるんです…?この国の征服ですか…?』


「待って待って!僕そんなこと考えてない!あの…その…」


『その…?』


促すように言うと


「Aちゃんと…あのパフェ食べいきたかったんやけどどう誘えばいいのか分からんかったんよ…」


もじもじとしながら言ってきた
まさかこれってさっきの魅了のせい…?


気になったので検索してみた
魅了は効果が2時間程度続くのか…


じゃあその期間は危害を加えられる危険がない
更にはパフェ食べれる


いいんじゃない?


『私もあのパフェ食べたかったんですよ、魔王ってバレないようにできるなら行きましょ』


そういってカフェへと足を踏み出した…のだが


腕を掴んで待ってという


「なぁ…魔王呼びやなくて鬱って呼んでくれへん?あと敬語もなしや!」


『魔王なのに変わってるね、よろしくね鬱』


そう言ったあと初めて彼の顔をちゃんと見た気がする


夜色の綺麗で長い髪が彼の片目を隠し、眼鏡をしていた


結構綺麗な顔してたんだな…


そのままパフェへと歩みを進めた

*6*→←*4*



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設定タグ:我々だ , 鬱先生 , 大先生   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:くいな | 作成日時:2019年11月28日 20時

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