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貴方side
ut「あれは…モンスターを召喚するやつやんな」
『え！？じゃあ止めなきゃ！めんどくさいことになりそう…！』
ut「止めんくても大丈夫や、それよりもっとええ方法があるで」
指で銃のようにして…魔法を撃つ
意識操作？
ut「あぁしたら、モンスターを召喚する魔法陣やのうて魔界と繋ぐ通路ができる。そしたら戦争の時に助太刀がいっぱい来てくれるな」
おぉ！それは助かる！
したし…鬱は凄いや…見習わなきゃな
その後城に戻り、会議を続けた
他国に向かった人達は無事に帰ってきた
幸い3国の戦争にはならなかった
だが、今回の天界との戦争でどう出てくるか…
北部は大丈夫だろう。南東が混乱の最中に攻めいらないとも限らない
最大限対策はしておこう
自分たちの身を守れるように武器、防具を支給する
さらに、幼い子や老人。戦えない人達は城の中に避難させた
作戦としては、魔力のない人間達、小人達が科学を使用してモンスターを。
それ以外の人達は魔力操作で上手く天界の人たちと戦うという方向になった
もちろん、人間の中にも魔力を使える人がいるのだが、かなり稀なケースだ
その人たちには回復や遠方攻撃などのサポートをお願いした
私は不安が大きくて夜寝れなかった
国民を守れるのか…
ut「Aちゃん寝れへんの？」
『まぁ、寝れないかな…鬱は魔界に戻らなくていいの？』
ut「大丈夫やで、そないことよりこっちのが心配やから。安心しぃ、寝れるまでずっと傍におったるから」
彼の優しさに心が温まる
『ありがとう。じゃあ少しお話しない？』
ut「ええで、しっかし今日は綺麗な満月やな…」
『そうね、でも…月はずっと前から綺麗だったんだと思うよ』
月を見ている彼
私はその横顔を見ていた
夜の色と彼の色が混ざりあって儚げな雰囲気を醸し出している
…なんだか彼が消えちゃいそうで…
『ねぇ…鬱はいなくならないよね…？』
この戦争の最中に私と貴方に何かか起こってしまいそうで…
ut「そない顔せんといて…？僕は居なくならんよ」
こちらに歩み寄り、指で目元を拭われる
涙が出ていたの…？
ut「何があってもAちゃんだけは守るって決めたんや。それにさっきの答えは…期待してもええんやな？」
なんの事だろう…？でもまぁいいか
不安な気持ちを察してか、1週間私と一緒に寝てくれた
そのお陰かかなり安心できた
ありがとう鬱
そして…1週間が経ったため…
戦争が始まってしまった
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作者名：くいな | 作成日時：2019年11月28日 20時
