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*関係 ページ8





「ひとつ聞くけど、なんで志乃里が浦島坂田船と友達なの?」



一瞬、沈まる空間。なんかやばいこと言ったか…!



「あーうーんと面倒くさいんだけど」

「は、はい」

「私のおとーさんがこの4人の関係者さんと高校のときの友達でさ、」



え、なんだそれ。すごい。奇跡。私もそんな人生すごしたかったよ…



「それでおとーさん口止めされてたらしいの。浦島坂田船の関係者と友達ってこと。でも口が滑って私の前で言っちゃてね」



志乃里のおとーさんっていう呼び方も少々気になるけれど今は話に興味がいってしまう、


浦島坂田船の4人は黙ってそれを聞いていた。


真剣な表情でやっぱカッコイイと不覚にも思ってしまう。この雰囲気だからそれは言えなかったし、カッコイイだなんて恥ずかしくて言えないし。



「聞いた瞬間、あって思った。Aがきゃーきゃー言ってる人じゃんかって。だからお願いして会わせてもらってこの日までとりあえず頑張ってきたの」



私の、ため?


私のためにここまでしてくれたの?



「俺らも最初はAちゃんの話聞いててリスナーさんと会うのはどうなんかって思ったけどそんなことなかった」

「いつもツイッターとかでリプくれるよな?」



志麻さん、センラさんがポツポツと零した言葉。見ててくれたんだ。それがどうしようもなく嬉しくて。泣いてしまいそうだった。震える手を抑えながら小さくそっと頷いた。



「Aちゃんいっぱい応援してくれたからな。会ってみたいなって思ったんよ」

「最終的に志乃里の激押しでなったんだけど」

「うらたさんっ!それは言わない!」



志乃里の真っ赤な顔で笑いが起きる。


でも私は口角が上げるにも上げれなかった。


志乃里、って呼び捨てされてる。タメ口。分かってるよ、志乃里が私のために頑張ったってこと。でも私は浦島坂田船、を何年も応援していたのに。言葉に言い表せない感情だ。


妬いてるんだ。


浦島坂田船に会えただけでも覚えててくれているだけでも嬉しいのに。


タメ口で呼び捨てされてほしいだなんて。


願いが叶ったら次、次の夢を叶えたい。なんてただのな自己中心だ。



俯いて唇を抑えていると、


「どうしたん?」



優しく包み込むような声が降りかかった。

*笑顔→←*推しでした



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くりぬこ - お話とても楽しく読まさせて頂きました!!こんな事が現実になればどれほど嬉しいことか…まあないですけどね(笑)これからも更新楽しみにしています! (2019年3月28日 16時) (レス) id: 8b048cd6e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆほ | 作者ホームページ:  
作成日時:2019年3月19日 17時

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