嘘十七つめ。 ページ20
*
「おはようございます、ショウくん。あのSNSの使い方は慣れました？」
「おはよう、沫嘘。おかげ様でな」
「そうですか、よかったです！何か解らないことがあればGoogle先生に聞いてくださいね」
「そこはお前じゃねえんだな」
「がっかりしました？」「ああ、物凄く」
可愛いは最強。だとは良く言ったものだ。だって、まさか高校生になって同級生から交換日記なんて単語を聞く日が来るなんて思いもしなかったのだ。しかも真剣な表情で。
「あら…羨ましいわね、轟ちゃん。私も沫嘘ちゃんのIDが欲しいわ」
「んふふ…勿論です！交換しましょうか、梅雨ちゃん」
「交換は別に良いが、先に席着け」
「残念、また後でね」「はい、また後でですね」
そんな会話を交わし、二人は席に着く。比較的、和やかな雰囲気でその日の授業は始まった。
「んじゃ、次の英文のうち間違っているのは？」
「「「(普通だ)」」」
「(あ、シザースピン出来た)」
「(くそつまんね)」
「(関係詞の場所が違うから…４番！)」
「おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれ――！！！」
午前は必修科目・英語等の普通の授業!
「沫嘘ちゃん、食堂で一緒に食べましょ」
「あっ、私達も食堂行くから一緒に食べても良い？」
「ええ、勿論！んふふ、何を食べましょうか」
昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける!
「白米に落ち着くよね、最終的に！！」
「おちつく…」
「どうしたの沫嘘ちゃん」
「いえ、ご飯も美味しいんですけど、麺類も中々…甲乙つけがたいですね」
「麺類って食の幅が広いから良いよね。ラーメンとかパスタ、蕎麦とか…」
「しかし、麺類は栄養が偏りがちになってしまう事が多いから、気を付けねばならないな」
クックヒーロー、ランチラッシュの言葉に頷き、ご飯を幸せそうに咀嚼する麗日。
蛙吹の問いかけに、妙に真剣な顔つきで答える虚は麺類も結構好きな様だ。
穏やかなムードで昼食の時間は流れていく。
皆、密かに午後の授業を楽しみにしながら。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はむ(プロフ) - 言葉選びが好きです、 (2021年8月26日 0時) (
レス) id: 9bb4746f4d (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 莉兎さん» 私の小説で楽しんでいただけて何よりです〜！！更新遅いですがコツコツ頑張っていくのでよろしくお願いします(｀・ω・´) (2018年7月22日 3時) (レス) id: 1bdc6616c8 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎 - 凄い続き気になります、、、！めっちゃ楽しい(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o)))、、！ (2018年7月10日 22時) (レス) id: 8e6cda3aa7 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 血華さん» わーっ！これからもドキドキできるような小説を書けるように精進します！応援、ありがとうございます〜！ (2018年4月4日 5時) (レス) id: 1bdc6616c8 (このIDを非表示/違反報告)
血華 - 凄く面白かったです！読んでいてドキドキしました！これからも応援してます！ (2018年3月31日 1時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白雨 | 作成日時：2016年8月17日 9時
