検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:43,522 hit

06 ページ6

.


「おい、桃瀬。 早く持ち場戻れって」


「ああ、わりぃ」


クラスメイトに声をかけられ、慌てて戻るとお店の前には長い列が出来ていた。


「これ、桃瀬目当ての客だからな」


「やっぱり……」


そんな気はしたのよね。
廊下に並んでいる女の子たちが、みんなさとみくんに注目しているもん。


「いや、Aさんもだからね?」


「え?」


「ここに並んでる男はみんなAさん目当て。
ということで、さっさと仕事に戻って」


そう言われ教室へと押し込まれた。


「あ、きた。 さとみ!」


教室に入ったとたん、聞き覚えのある声がした。


声がした方を見ると、そこにいたのは先日来たさとみくんの元カノさん。


「なんでいんだよ」


「そういう言い方ひどくない?」


「ねー。 私たちお客さんなのに」


元カノさんとそのお友達。
どうやら二人ともさとみくんの知り合いみたいだ。


「……さっさと食って、さっさと帰れよ」


「えーっ? さとみ冷たいー」


さとみくんが愛想笑いもせずにそう言っても、二人はまったく気にしない様子。


メンタル強いな……なんて思いながら、私は自分の仕事につく。


調理場で出来上がったドリンクを受け取りテーブルへと向かうと、そこは例の元カノさんたちの席だった。


.

07→←05



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (116 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
604人がお気に入り
設定タグ:stxxx , , さとみ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白星(プロフ) - すのさん» お返事遅くなってごめんなさい💦 応援ありがとうございます💕 これからも頑張ります! (2022年11月17日 9時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
すの - 殿堂入りおめでとうございます。陰ながら応援していました。続編も頑張ってください!この作品面白くて好きです。 (2022年11月5日 2時) (レス) @page48 id: 4bda8c773a (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 夏那子さん» ありがとうございます! ぐらつきました? やった!笑 (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - さうざんとりーふさん» いつもコメントありがとうございます💕 カッコいい感じに書きたかったのでイケメンって言っていただけて嬉しいです (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - いや私だったら素直に揺らぐわってか真面目にぐらついた←なんのぐらつき (2022年11月2日 22時) (レス) @page47 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白星 | 作成日時:2022年9月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。