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そんなことを思っていたら、莉犬が笑いながらたずねた。
「レイちゃん、なんでそんなにさとみに辛辣なの?」
「この人、お姉ちゃんのこと泣かしたから気に食わないの」
ん? 仲がいいわけじゃない?
私が泣いたっていつの話?
「……その節は本当に申し訳ありませんでした」
妹の言葉を受けて、さとみくんが神妙な顔をして謝る。
「なに? なんの話してるの?」
訳がわからない私を見たさとみくんと妹は、顔を見合わせて笑い合った。
「妹ちゃん、よかったらAちゃんと二人で校内案内しようか?」
「うーん。 いいよ。 お姉ちゃんの邪魔したくないし」
さとみくんの提案を断るレイ。
レイのこと、邪魔になんて思わないのに。
「あ、じゃあ俺が案内しようか? 俺あと20分くらいで交代だから」
「えっ?」
私たちの会話を聞いていた莉犬の言葉に、妹は驚いた顔。
答えられない妹に代わって私からお願いする。
「莉犬、お願いできる?」
「おう! 任せといてよ」
こうして妹を莉犬にお願いして、私はさとみくんと二人で文化祭を見てまわることにした。
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白星(プロフ) - すのさん» お返事遅くなってごめんなさい💦 応援ありがとうございます💕 これからも頑張ります! (2022年11月17日 9時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
すの - 殿堂入りおめでとうございます。陰ながら応援していました。続編も頑張ってください!この作品面白くて好きです。 (2022年11月5日 2時) (レス) @page48 id: 4bda8c773a (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 夏那子さん» ありがとうございます! ぐらつきました? やった!笑 (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - さうざんとりーふさん» いつもコメントありがとうございます💕 カッコいい感じに書きたかったのでイケメンって言っていただけて嬉しいです (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - いや私だったら素直に揺らぐわってか真面目にぐらついた←なんのぐらつき (2022年11月2日 22時) (レス) @page47 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白星 | 作成日時:2022年9月8日 20時