九話 ページ11
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あっちゃんの言った通り、二人は声を誂わないでいてくれた。多分関西の方だろうけど、誂ったり弄らない人の方が珍しい。関西人って何でも弄ってくるから。
他言無用、と灰原さんに念を押され、それを承諾して次の言葉を待つ。
それにしても灰原さんの声、どっかで聞いたことあるような…この低い…バリトンボイス…
「ゲーム実況って動画見たりするか？」
『あぁ、最近よく見ますよ。そんなに色んな方のは見ないですけど…』
「主役は我々だ、って動画を見とらんくとも名前くらいは聞いたことあるやろ」
『………あの、もしかして…グルッペンさんですか…？』
「ふっ、察しがええな。なら話しは早い。Aさんの…」
「…Aの声、我々だに欲しい。」
『…………は？』
side 白
嫌な予感が的中してしまった。
でも新メンバー入ってからまだ一年だ。俺含め活動休止しているメンバーが他にもいるけど、それでも10人とかいるだろ。これ以上増やして大丈夫なのか？
「ここからは…先程も言ったが。ひとらんに話したい事だ。二人で聞いてくれ」
『ああ、なるほど…ひとらんらんさんって、あっちゃんだったんだね』
「まあ…ご存知の通り活動できてないけどね。で、グルさん話しって」
「まずは話しておく事やな。実は昨年から裏方で参加していた男が正式にメンバーに加入する事が決まった。事後報告で申し訳ない。」
「もしかしてマイクラの動画に映り込んでた人？」
「そうそう、ハンネはチーノくん。まだ撮影はしてないけど近いうちに撮るって。」
「来月には動画を上げたいからな。それでだ。これまで裏方だったチーノが表に出るようになると、今度は裏方が足りなくなると思ってな。新しく裏方やってくれる奴を探してたんや」
「それでAにやって欲しいの？裏方だけなら声は関係ないでしょ。それに知り合いもいない中にポンっと放り込めとでも？」
「マイクラのマップ作製とか、とりあえず簡単なことでええんよ。」
「東京にいるなら直接会う事もないやろ。通話で手伝ってくれるだけでもええんや。いきなり視点撮影とか編集とかは頼まんから」
『あ、私、住みは関西ですよ。…まぁ会えって言われても会えませんけど…でも…私で良いんですか？』
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黒月（ﾌﾞﾗｯｸﾑｰﾝ）(プロフ) - 続編ありがとうございます！最初の台詞なんですけど、、、エミさんでは？敬語やし、納得っていうのは前からの知り合いだから、、、と思ったんで。続編も更新がんばれください←（くださいって付いてるから敬語と信じて、、、） (2019年5月27日 23時) (
レス) id: 75155c2af0 (このIDを非表示/違反報告)
yanochin(プロフ) - キョウヤさん» コメントありがとうございます！共感していただけて嬉しいです！頑張ります！ (2019年5月27日 23時) (レス) id: 2c796d6a97 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 主の気持ちなんかちょっとわかる。自分も声低いのちょっとコンプレックスだから。この小説面白いっす!頑張ってください! (2019年5月27日 23時) (レス) id: 665ea8b906 (このIDを非表示/違反報告)
yanochin(プロフ) - HAKU猫の夏さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2019年5月27日 20時) (レス) id: 2c796d6a97 (このIDを非表示/違反報告)
HAKU猫の夏(プロフ) - あ。なんか好きっす、頑張れください。 (2019年5月27日 20時) (レス) id: 1e7a204824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yanochin | 作成日時：2019年5月12日 0時
