35 ページ42
私の父親は、安倍家次期当主だった玄明。そして、母親は、次期芦屋家当主の深雪。
二つの家は、晴明様と道満様のことからの因縁をもつ家系。
決して、交わってはいけない家系だった。
そして、各家には受け継がれてきたトクベツな力がある。
安倍家は、言霊。
芦屋家は、透視。
私は、この二つ両方を受け継いでしまった。
そして、安倍家の人間特有の白髪。芦屋家の人間特有の紅の瞳。
私は、隠そうとしても隠せないほどに色濃く二つの家のトクベツを受け継いでいた。
「ねぇ、母上」
「なんですか?」
「なぜ、母上は泣きそうなのですか?」
「え・・・」
「だって、泣きたいと死にたいと心が言っています」
「・・・A」
「はいっ!!」
「決して・・・あなたのトクベツは周りに知られてはいけませんよ?あなたのためにこれは言っているのです」
この時の私には、この言葉の意味がよく理解できていなかったが、いってはいけないことだけはわかった。
そして、数日後。
母上は殺された。
父・玄明によって。
「A。お前はこの世に存在してはいけない。しかし、お前はまだ幼い。情けとして生かしてやるがこの家からはでていけ!!!!」
そして、私は、織田作立ちに出会った。
「今更・・・何故」
「安倍家を告げるのはお前だけだ」
「私など・・・いらないと思っているくせに!!!」
「・・・そんなことは思っていない」
「え・・・」
「深雪と私の子だ。大切に決まっている。だけど・・・それは許されない」
「・・・」
「芦屋と安倍は対立し合っている・・・。しかたないことだ」
”対立を止めればいいのにのぉ・・・・”
「え・・・」
”おや、儂の声が聞こえるのか?”
「・・・」
”やはり、主が次期当主というわけか”
まさか・・・貴方は
『安倍晴明様?』
”正解じゃ、Aよ。主に頼みがある”
『はい』
”安倍家と芦屋家に因縁に終止符を打って欲しい”
369人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
bhuriltuzimkuti(プロフ) - 続編_|\○_オネガイシャァァァァァス!!【ガチ(真顔)】 (2018年3月3日 15時) (レス) id: 0224ab7056 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - オチは中原さんでお願いします!m(__)mq(^-^q)続き頑張ってください! (2018年2月24日 10時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 続編でオナシャス!!!!! (2017年1月18日 22時) (レス) id: 3f93ce7449 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続編でお願いします【必死】 (2016年11月7日 17時) (レス) id: baa63a6d65 (このIDを非表示/違反報告)
紅錬覇 - 続編がいいです (2016年8月25日 20時) (レス) id: c9bd631ee9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔。 x他1人 | 作者ホームページ:https://twitter.com/saku_uratsuku
作成日時:2016年7月9日 22時