【暗殺教室】君のサイノウ【文スト】

24 ページ27

「えー、皆さんに紹介します。今日から新しく加わる先生の」

「太宰治です！心中してくれる美女募集中！よろしく頼むよ！」



探偵社から、太宰治がやっていました。




「な、んで・・・・」

「やぁ、A」

「この青錆やろう！！！なんで、ここにいいやがる！！！」

「どっかの誰かが、探偵社やめてくれたおかげだよー？というか、なんか黒いちっこいのが喋ってる」

「・・・中也。いいから」

「でも！！」

「黙れ」

「っ・・・」

「相変わらず・・・いやらしい能力」

「っ・・・」

「まぁ、私は・・・そんな力をもつAちゃんが好きだよ？」



太宰の好きは・・・好きであって好きではない。

太宰の好きは、所有物っていう意味だ・・・。

なんとも思わないはずなのに・・・なぜか心が痛い。




「太宰。あまり、こいつを傷つけるな」

「・・・なんのことかな？」



ふたりの火花が・・・。



「せんせー。とりあえず、授業しよ？テスト近いしさ！」

「あー。そうだな。業は、１位狙わないとだし・・・。やるか！」

「あ、A先生は、俺に付きっきりで教えてよ？」

「・・・業の指名とあれば仕方ないな」

「にょや！？業君！！！先生では不満なんですか！？」

「うん」

「ひ、ひどい・・・」



あぁ。業の一言で場が和む。

ありがとう。



「・・・」

「なんだよ。中也。太宰」

「「ずるい」」

「・・・は？」

「ずるいよ！！！Aと二人だなんて！！！ずるすぎる！！」

「俺だって・・・二人きりでなにかやることとかないのに！！！」



本気で悔しがる大人２人




「・・・ぷ」

「「あはははは！！！！」」

「もう！！！笑ってないで、勉強しましょうね！！！」

「はーい」



こうして、私は業にマンツーマンで教えることになった。

25→←23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す