【d!】兄達からの愛が受け止め切れないのですが。【kn】

第27話【服】 ページ29

・・・




『ねぇ響ちゃん！これは？』




響「ちょっと寒いかもね」





洋服を買いに来たものの、私は知識も無ければセンスの欠片も無い。
代わりにオシャレな友人が見繕ってくれる。




響「Aはやっぱり水色だよ」



『じゃあ響ちゃんは黄緑？』




響「いや、私に緑系は…」




顔を赤くして慌てる彼女。
あれ？これ言ったら駄目だった？




ふと目に入ったのは店の前を通る三人組。
そして彼女は気付かずに後ろに下がっていく。




『響ちゃん、後ろ＿＿＿！』



ドンッ





響「＿＿わっ！？ご、ごめんなさい！」




「大丈夫か？次からは気を付けるんだゾ」




「此方こそすみません…痛い所は？」




「立てるめう？ほら、」




響「ご心配ありがとう…ございます」



彼女は男性の手を借りずに立ち上がる。



この人達は予想外だった。まさか三人とも先生とは…




gr「なんだ。Aと音村か」



私達を見て楽しそうに笑うグルッペン先生。気づいてなかったんですか…




os「お洋服！？選びたいめう！！」



グイグイと店内に入ってくるオスマン先生。着せ替え人形は嫌です…




em「だ、だだだ大丈夫ですか！？」



慌てて心配するエーミール先生。
落ち着いてください。





今日は知人との遭遇率が高いみたいだ。

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