ホントのこと、、、いえたら ページ5
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樹side
俺は次の日北斗と杏奈にきょもからの話をした
「じゃあ俺らがこれからAをしっかり守らないとね」
杏奈は何か言いたげだったが杏奈も北斗も2人とも納得してくれた
それから俺らはAにいつも以上に明るく振舞った
それでもAは日に日に笑顔が少なくなっていったんだ
俺が「Aどうした？」って聞いたらいつもまたあの不自然な笑顔で「なんでもないよ大丈夫」ってかえすんだ
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「ねぇ杏奈、、、私、さやっぱ大我にばれたのかな？大我のことが好きってこと。」
「え、なんで」
「だって大我って女子からの告白全部断ってるってことはそういう目で見てくる女子のことが嫌いなのかなって思ってもしかしたら気づいてあんな態度とられてるのかなって」
大我のことが好きってやっと自覚したのにその途端離れていく、、、
「それはないと思う。」
「私大我のこと諦める。って言って諦められたらいいのにな」
そしたらこんなに苦しい思いしなくていいのに、、
「A、、、」
「私一週間後の宿泊学習までに仲直りしたいよ」
「あ、じゃあ宿泊学習が終わったらみんなで一緒に今度できたケーキ屋さん行こうよ」
「そうだねありがとう頑張って話しかけてみる」
ごめんねAホントのこと言えなくて大我のこと全部話せたら楽なのに、、でもそれじゃ大我が一人で頑張ってる意味がないもんね、、、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Aがこっちに歩いてくるのが見えたからちらっと七海の席を確認してイヤホンを付ける
「ねぇ大我」
、、、
「ねぇ大我って」
もちろんイヤホンからは音楽は聞こえていない聞こえるのはAの悲しそうな声だけだ。
「ねぇ音楽なんて聞いてないんでしょ」
そういっておれの耳からイヤホンは引き離された
いっその事Aが俺の事何も気にしないでくれたらいいのにそしたら楽なのにそう思いながら今日また殴られたお腹を無意識に隠す
「なんで無視するの？」
「A俺もうお前とは喋んないって言ったよな？だから迷惑」
泣きそうな顔で見てくるから俺は今すぐ抱きしめて大丈夫って言ってやりたかったけど今の俺にはそんな資格なんてないからその場にAを置いて逃げたんだ
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作者名：はるか | 作成日時：2019年8月20日 22時
