不器用な君と恋をする、、2 (ページ11)

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強くなれたらページ11

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大我side in病院

Aは直ぐに病院に運ばれ俺は付き添いとして一緒に病院まで来た

簡単な診察と応急処置だけしてあと目が覚めるかは本人の意思次第ですと医者から言われた

病院のベットで月明かりに照らされAは目が覚める気配がなかった

何だか儚くて死んでしまいそうで壊れそうでどこか遠くへ行ってしまうんじゃないか.......って思うくらい美しくて辛そうな顔で寝ていたんだ。

さっきまで自分で頼んだのに樹とAが仲良くしてて嫉妬してしまっていた自分が腹立たしい

「ごめん。ほんとにごめん。俺がいつも隣で必ずAを守るって約束したのに守りきれなくてほんとごめん。俺、弱いからさあいつらからAのこと守りきれなかった、、、ほんとごめん。A？どこにも行かないで。お願い。ほんとごめん。ごめん。ごめん。俺を置いていかないで、、、もう1人にしないから、、、」

届かないはずのたくさんのごめんをAに言いながら大我の涙はAの頬を濡らした

ｶﾞﾗｯ

「お前は強いよ。自分をあんま責めんな、な？」

「樹、、、」

そう言いながら大我もまた不自然な笑顔を浮かべてたんだ

「樹、北斗、杏奈、Aを頼んだ、今度は絶対にずっと傍についててやってくれ。俺はいかなきゃいけないところがあるからあとは頼んだまた後で絶対様子見に来る」

大我は静かにAの病室をあとにした

「大我もAもそうやっていつも独りで抱え込むんだよな、おい樹と杏奈はAのそばにいろ俺も行くとこあるからまた後で来る。」

「わかった。ちゃんと戻ってこいよ？大我もちゃんと連れて帰ってこいよ」

そういって北斗も出ていった