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翌日。
今日から通常授業。
そして部活動も通常通り始まるらしい。
始まるといっても入部希望でもないのに体育館まで見に行っていいのか？
見るだけって迷惑じゃない？
これってストーカーかな？
そんなことを悶々と考えているうちにあっという間にお昼後の授業。
窓際1番後ろの席である私は日に当てられなんだか眠くなってきた。
でも登校初日から居眠りなんて絶対だめだ。
眠気を覚ますために外で体育をしている人たちに目を向けた。
昼食直後に体育なんて大変だな〜。
ジャージの色が違うから2年か3年か。
『えっ…！』
手からペンがぽろっとこぼれ落ちた。
「Aさん、どうした？」
先生の視線もクラスメイトの視線も私に向いていた。
恥ずかしすぎる。
『いえ、すみません…』
先生が再び黒板に目を移したのと同時に
私も校庭に目を移した。
やっぱりそうだ。
先輩がいる。
胸に熱い何かがじんわり広がるのを感じた。
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作者名：ささき | 作成日時：2021年11月29日 20時
