6話 ページ9
結構飛ばします
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來瑠璃家にて
伽那は今回の御前試合の組み合わせについて考えていた
來瑠璃家は政の運営を任されている家系で
御前試合のような類は当主である伽那の仕事となる
女子はある程度決まり、男子の方も決まり終わった
決まれば有馬に見せた後了承を得たら各参加者に伝達する方式である
陰陽連へ向かい有馬に申請する
伽那 『こちらが今回の御前試合の組み合わせとなります』
組み合わせ表を有馬に渡すと
有馬 「面白い組み合わせだね☆」
有馬 「女子の部は予想してた通りだけど男子の部の組み合わせは何か意図があるのかい?」
有馬 「特にろくろくんの相手が現状島で3番目に強い勘久郎くんとの試合は」
有馬は伽那へ問いかけ返答を待った
伽那 『····強者を前にしてどの位彼が戦えるか見ておきたいと思ったので』
有馬 「それだったら天馬でもいいと思うけど」
伽那 『それは···』
有馬 「君の私情···かな?」
伽那 『·····』
伽那は黙り込んだ
有馬 「君は勘久郎くんに戻って欲しいのではないかい?」
伽那 『！』
有馬がそう言うと伽那は少し驚いた
有馬 「でも君が彼に向き合わないと彼は本当の彼には戻れないよ」
伽那 『····そうかもしれませんね』
伽那はそう言って自らの手で仮面を外した
あらわになったのは淡水と深緑の瞳を持った少女の顔だった
有馬 「いいのかい?」
伽那 『あなたの前では隠し事などできませんから』
礼儀正しい口調が少しだけ砕けた口調となった
伽那 『確かに私は彼に向き合わないといけないと思っています』
伽那 『ですが、もう後戻りはできませんから』
有馬 「君がそう言うんだったら僕はもう何も言わないよ」
伽那 『有馬様も同じでしょう』
有馬 「そうかもしれないね」
伽那 『我らの悲願を果たすまで私は貴方様に仕える所存ですから』
有馬 「ありがとう」
有馬 「取り敢えずはこの組み合わせでいいよ」
伽那は仮面をつけ直し
伽那 「承知致しました有馬様」
そう言い残し各参加者に伝達をするのだった
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nimo(プロフ) - この度更新停止状態とさせていただきました。楽しみにして下さった方々に申し訳ないです (2020年11月29日 11時) (
レス) id: 246b778bcb (このIDを非表示/違反報告)
nimo(プロフ) - コメントありがとうございます！今後ともよろしくお願いします！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 246b778bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nimo | 作成日時：2020年11月8日 22時
