推しに対する耐性力をつけよう計画 ページ7
土曜日の朝。私は結局一睡もできずベットから出た。夢じゃなかったのか・・・。
階段を一段ずつゆっくり下りることで、ここは自分の家ではないのだと実感させられる。
あ〜!!推しに会いたいけど会いたくないよ〜。
絶対本人の前で「推しが尊い!!」とか言っちゃうよ。失言して推しに引かれたくない!
冷静な私でいるためには、推しに対する強力な耐性力をつける必然がある。
私は現状唯一頼れる人に耐性力を鍛えるための指導をお願いした。
その相手はもちろんー−−。
さとみ「俺が七瀬にめちゃくちゃファンサすることで、メンバーに対する耐性力をつけたい?」
昨日から私のお義兄ちゃんとなった、リビングのソファーでくつろいでるさとみくんのことだ。
『そう!予めメンバーがするであろう行動をシミュレーションしとけば、
本番は焦らずに対応できる、完璧な計画!!』
さとみ「メンバーがするであろう行動をファンサと捉えるんだなw」
推しは生きてるだけで尊いからね。一つ一つの行動がファンサになるんだよ。
『ということで、今から私が倒れない範囲のファンサをお願いします』
「ファンサね・・・」と思案しながら難しそうな顔をしたさとみくん。
さとみ「初めて、るぅとです。これからよろしくお願いします」
さとみくんは何故かるぅとくんの声真似をしながら両手で握手をしてきた。
そして、さとみくんは畳み掛けるように私をハグして耳元で「好きだよ」と囁いた。
『初対面でそれはやらなくない!?』
さとみ「俺はやるよ?」
『ただのチャラ男じゃねーか』
ブハハハ、と急に魔王笑いをするさとみくん。な、なんなんだ・・・?
さとみ「俺は変な準備とかせず、ありのままの七瀬で会った方ががいいと思うけどな。
警戒されるよりラフな感じで話してくれた方が絡みやすいし、好印象。
それに、そうやってツッコんでくれる七瀬の方が俺は好きだけどね」
お酒でも飲んでるのかってくらい甘い言葉を吐いてくるさとみくん。
『さとみくん普段そんなこと言わないよね!?どうしたの!?』
さとみ「そう?俺結構素直に言うと思うけどなぁ。
まぁ、オールしてテンションがちょっと高くなってるいうのもあると思うけど」
『確実に後半が理由じゃん』
というか、さとみくんも寝てないのか。そんな中でも私の相手をしてくれるなんて優しいな。
私はどうすればいいんですかね。→←さっさんの勘が鋭すぎて怖い
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雨萩さくり(プロフ) - 零採さん» 返信が遅れてしまってごめんなさい!!コメントありがとうございます。僕は6人のすとぷりが好きなのとななジェル推しなのでこの小説を書かせて頂きました✨楽しんで読んでくれたら嬉しいです……!! (2月18日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
零採 - なーくんの話だ…!一人のすとリスとしてすっごく嬉しいです! (12月27日 18時) (レス) @page24 id: 493da3e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
如月玲斗/玲央(プロフ) - 雨萩さくりさん» 神の定めだねぇww どういたしまして? (5月19日 17時) (レス) id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 如月玲斗/玲央さん» 私の作品が玲斗くんに影響を与えてしまうとは・・・。これも神の定めかな?(何言ってんだこいつ)・・・冗談はさておき、こちらこそ沢山読んでくれてありがとう!! (5月19日 7時) (レス) id: 62efc680fd (このIDを非表示/違反報告)
如月玲斗/玲央(プロフ) - さくちゃーん!!4ループ目に入ってしまった...どうしてくれるのだ!?課題が...課題が〜...w神作ありがとねっ!! (5月18日 22時) (レス) @page25 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨萩さくり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時:2023年2月23日 21時