推しがリスナーに告白とか心臓に悪いんでやめてください【紫】

さっさんの勘が鋭すぎて怖い ページ6

『なんでそんな笑顔なんですか・・・？』


さとみ「義理の妹がすとぷりすなーかもしれないっていうのは予想範囲内だったし、

　 むしろ七瀬ちゃんがいい子で安心したんだよね」


と、いうことはさとみくんは私がすとぷりすなーということを知っていた・・・？


さとみ「いや、予めお義母さんから七瀬ちゃんは声がいい人が好きって聞いてたから、

　 もしかしたらすとぷりすなーかもなぁって予想してた」


サラッと私の心を読むのやめてもらえません？


推理系のゲームとか得意だから頭いいのは分かってたけど、にしても考察力が凄すぎる。


あと、なんでママはすとぷりすなーだってことは伝えずに、

声がいい人が好きとかくだらない情報だけ言ってんだ。


もっと伝えるべきことがあっただろ。



さとみ「まぁ、お互いの事情がバレたってことでもっとラフに話さない？

　 俺もこのキャラ疲れるし、七瀬ちゃんにも気軽に話してほしいなぁと思ってるし」


やっぱ、さとみくんキャラ作って話してたよね？ちょっと王子様感あったもん。



『分かった。じゃあ、さとみくんって呼ぶね。さとみくんも七瀬って呼んでくれると嬉しい』


たぶんさとみくんは女の子はちゃん付けしない派の人だ。呼び捨ての方が呼びやすいと思う。


さとみ「ん。これからよろしく、七瀬」


『こちらこそよろしくね、さとみくん』


私たちは本日２回目の握手を交わした。


さとみ「あ、そうだ、明日メンバー来るから七瀬のこと紹介したいんだけどいい？」


そうだった、その問題が残ってるんだった・・・。


『会わなきゃダメ？』


さとみ「こっちとしては会ってくれた方が活動をする上では色々ありがたいけど、

　 七瀬が会いたくないなら会わなくていいよ」



いや、もちろん会いたいですよ？ライブとか握手会とかのイベントなら大歓迎です。


でも！！プライベートで会うのは別じゃん！



・・・と、全力で叫びたいけど活動する上で私の存在を知らないってなると、

もしものときにフォローが出来ないから、

そういう意味では会ったほうがいいのというのは正しいということは私でも理解できる。



『分かった。でも、私がどんな奇行をとっても知らないからね』


さとみ「ぶはっ、大丈夫だよｗうちのメンバーも変な奴多いから」


自然に笑顔でメンバーのことをディスるさとみくん。



この日の夜は、緊張を抱えながらも平和に終えた。私今日寝れるのかな・・・？

推しに対する耐性力をつけよう計画→←私、やらかしました☆

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