私となーくん、デートするらしいです ページ21
七瀬said
雲一つない青空に光り輝く太陽。出掛けるにはもってこいの晴天だ。
玄関の扉を開けると、そこには全身黒色の服に包まれいる男の人が立っていた。
本来であれば、特別なイベントでなければ直接関わることのなかった人物。
ななもり「おはよう、七瀬ちゃん!」
そうー−−。今回一緒に出掛ける相手はすとぷりのリーダー、なーくんことななもりさんだ。
『ご機嫌ですね、ななもりさん・・・』
ニコニコ笑顔で立っているなーくんに半分呆れながらツッコんだ。
ななもり「だって、七瀬ちゃんとのデートだよ?楽しみに決まってるでしょ!」
『デートじゃないです!まず私たち付き合ってないですし!』
これは決してデートではない。
存在が尊い成人男性と、至って普通の女子高校生が一緒に出掛けるだけだ。(それもおかしい)
ななもり「デートって男女が日時を決めて会うことって意味だから、言語的には合ってるよ」
『根本的な語彙力の差見せてくるのやめてもらえます!?』
というか、別に意味が合ってるか間違っているかということを指摘しているわけではない。
ななもり「じゃあ、そろそろ”デート”しよっか」
爽やかな笑顔で私に手を差し伸べてくるなーくん。
しかも、私が意識するのを分かっててわざとデートという言葉を強調している。
私は黙ってなーくんの手を握った。
やばい、今なら恥ずかしさと緊張で天国に旅立てる気がする。
『今日はどこへ行くんですか?』
ななもり「秘密!着いてからのお楽しみということで!」
「秘密」って表現の仕方が可愛い。私は心の中で密かになーくんに沸いていた。
しばらく歩いてから電車に乗り、池袋で降りた。
私たちが向かった場所は、オタクの聖地ともいえる某アニメに関するショップだった。
『ア〇メイト・・・?』
ななもり「七瀬ちゃんアニメとか歌い手さんとか好きでしょ?
初デートで一番最初に行く場所がア〇メイトさんなのは少しアレかなって思ったけど、
有名なデートスポットに行くとかじゃなくて、
”七瀬ちゃんが”楽しんでくれる場所の方がいいかなと思ってここにしたんだ」
私のことを考えてデート先を決めてくれたなーくんに思わず頬が緩んだ。
『ありがとうございます・・・!!』
私は大はしゃぎで店内を回った。
ななもり「喜んでくれてよかった」
ー−−優しく微笑むなーくんの顔が、何故か私の頭から離れなかった。
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雨萩さくり(プロフ) - 零採さん» 返信が遅れてしまってごめんなさい!!コメントありがとうございます。僕は6人のすとぷりが好きなのとななジェル推しなのでこの小説を書かせて頂きました✨楽しんで読んでくれたら嬉しいです……!! (2月18日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
零採 - なーくんの話だ…!一人のすとリスとしてすっごく嬉しいです! (12月27日 18時) (レス) @page24 id: 493da3e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
如月玲斗/玲央(プロフ) - 雨萩さくりさん» 神の定めだねぇww どういたしまして? (5月19日 17時) (レス) id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 如月玲斗/玲央さん» 私の作品が玲斗くんに影響を与えてしまうとは・・・。これも神の定めかな?(何言ってんだこいつ)・・・冗談はさておき、こちらこそ沢山読んでくれてありがとう!! (5月19日 7時) (レス) id: 62efc680fd (このIDを非表示/違反報告)
如月玲斗/玲央(プロフ) - さくちゃーん!!4ループ目に入ってしまった...どうしてくれるのだ!?課題が...課題が〜...w神作ありがとねっ!! (5月18日 22時) (レス) @page25 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨萩さくり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時:2023年2月23日 21時