思いついたのは君でした |fw ページ31
気付いたらチャイムの音がしていた。
不破くんかも、と思い鉛のように重い身体を起こして玄関に向かう。
ぺた、ぺた、と幼児のようにおぼつかない足取りでついにドアに到着する。
壁一枚挟んだ向こうと手の中からはAちゃん？大丈夫？と声が聞こえる。
うん、と言ったはずなのにう…としか声が出ないし、また涙がこぼれる。
ドアノブを回してそこに体重をかけると思わず勢いで前に、立っていた不破くんに倒れ込んでしまう。
「わ、っ…大丈夫じゃないやん」
「…ぅ、ひぐぅ…っ」
「ちょ、そんなに辛かった？」
不破くんの胸の中で小さく頷くと頭を撫でられる。
「とりあえず寝た方がいいんじゃない？」
なんて言われてふわっと私を抱き上げる。
入るね、と丁寧に言って寝室のベッドにゆっくり下ろしてくれる。
「あ、り…がとお」
ベッドの横に腰かけてポカリとかいる？と聞いてくる不破くんに
「さ、みしい、から…不破くん、を、ちょうだ、い」
ぽん、と自分の横を叩く。
「んー、いいよ」
そう言って横になった不破くんをぎゅっとする。
「ごめ、ん…わ、たしなんか、の為に」
胸に顔を埋めて話す。
「病人ほっとく奴なんかおらんわ」
「ほ、かにもや、ること…あ、ったのに、ごめん…」
「…で、もわ、たし不破くんが、不破くんがいちばんに…思いついて」
「ごめ、ん…ね、」
熱で頭がおかしくなってる気がする。
「はー、もーこれだからAちゃんは可愛いんよなあ」
ほーれ、よしよし、不破湊が来たぞ〜なんて言いながら頭を撫でられる。
「そういう時は、俺を1番に頼っていいよ」
「…だって、Aちゃんのこと」
「ん？あれ？寝ちゃったか〜〜」
涙で濡れた彼女の頬に触れる。
続きは、風邪が治ってからかな？
「おやすみ、姫」
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お米(プロフ) - (°д°)ﾎﾟｶﾝさん» 遅くなりすみません！ありがとうございます！ちゃんと読めました！！ (2022年10月26日 21時) (
レス) @page3 id: 951a0df5c4 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - Hinaさん» 好きと言っていただけてとっても嬉しいです…！またリクエストありがとうございます！遅くなってしまうかもしれませんが書きますね！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 2a01933ca8 (このIDを非表示/違反報告)
Hina - 凄く…好きです……あの、ほんとに出来たらでいいんですが、Chapter:4とChapter:5でysrさん、orb•ebnsさん、skngさんって出来ますかね……？(リクエスト多くて申し訳ない💦) (2022年9月22日 15時) (レス) id: 66b5211ad3 (このIDを非表示/違反報告)
(°д°)ﾎﾟｶﾝ - お米さん» 作者さんではないんですけど…私は最初は822って打ってたんですけど読めなかったので0822と打ってみたら読めました。もしこれも試していたならすみません…。 (2022年8月17日 20時) (レス) @page45 id: 455b891510 (このIDを非表示/違反報告)
お米(プロフ) - とても読みやすくて気に入ってます！「真実は」の続編が見たく、privatterで作品に記載されている通りにパスワードを入れてみたのですがいろんな方法で何回試しても開けません。どうしたら見れますかね…？ (2022年8月12日 22時) (レス) @page3 id: 951a0df5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2021年11月23日 10時
