呪力が憑いてた【呪術廻戦】

24話 ページ25

七海｢虎杖君、私と五条さんが同じ考えとは思わないでください

私はこの人を信用しているし、信頼している ｣


ほう


それより隣でドヤ顔しながら星を出す五条先生、可愛すぎません？？


七海｢でも尊敬はしてません｣


それはそれは強調されたセリフだった

しっかりしてる、だけじゃなくて、はっきりしてるっていう自己紹介も入れておいた方がいいのではないかと思う


五条先生はというと｢あ"ぁ"ん？｣と元ヤンのような口調になっている


そこも好きです


七海｢上のやり口は嫌いですが、私はあくまで規定側です

話が長くなりましたね｣


ねえ、まって

なんで今の五条先生の｢あ"ぁ"ん？｣をスルーできるの？？



ツッコミやボケを連発する私の身にもなってくれ



七海｢要するに

私もアナタを術師として認めてない｣



その言葉を聞いた時、七海さんを敵だと、認識してしまいそうになった


好きで宿儺を取り込んだ訳では無いのに、と


だけどその後の｢己は有用であると、そう示すことに尽力してください｣

あ、そうだった


"あくまで"規定側という七海さんを思い出す

つまり、全てを否定している訳では無い


...よかった

誰であろうと、私の大事な人達を傷つける奴は許せないから



虎杖｢...

俺が弱くて使えないことなんて、ここ最近嫌という程思い知らされてる


でも俺は強くなるよ

強くなきゃ死に方さえ選べねぇからな｣



私は弱い

だから"意思が"強い虎杖くんをみて悲しくなった


虎杖｢言われなくても認めさせてやっからさ

もうちょい待っててよ｣


すごいなぁと出そうで出ない言葉を飲み込んで外へ向かった








虎杖｢監視カメラには何も映ってなかったんだよね？｣


階段を登りながら問う虎杖くん


七海｢ええ

被害者以外は少年が1名のみです｣


虎杖｢じゃあ犯人は呪霊？｣


七海｢まぁ そうですね｣


喜怒哀楽豊かな虎杖くんと

しっかりはっきりした七海さん


この2人で大丈夫なのかなぁ



階段を登り終わり、外に出ると1番に目に入った








呪霊だ

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