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2012 2 ページ10
先輩のドームコンサートに合わせて、オレらも東京でリハーサル。
しばらくはホテル暮らしや。
最初のうちこそ、部屋から見える景色や、ベッドの広さ、、、非日常に浮かれもしたけど、慣れるとつまらん。
まぁ、ええ歳やから、ホームシックにはならん。
何より、必死やからな。
先輩の背中を追いかけなあかん。
学ぶことは山ほどある。
ミスはできないプレッシャーと、崖っぷちに立たされている現実、、、。
とにかく、きらきら輝く夢の世界という薄い膜を掛けられた、それはそれは恐ろしい現実で、溺れないように、必死にもがく。
笑顔で。
だからって、決して、弱ってたからやない。
そうなったんは。
ほんまに、、、ほんまに、何年もの片思いが溢れてしまっただけ。
オレにとっては、必然やった。
はずやったんや。
あんな顔見るまでは。
わがままやった?おれ、、、。
無理矢理やった?違うよな、、、。
そんな顔せんで、、、神ちゃん、、、。
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作者名:まさか | 作成日時:2021年2月18日 16時