俺だって ページ9
「章大違うの…」
安『…』
「ほんとに何もない…!パソコン教えてもらってただけ」
グイグイと私の腕を引いて歩く章大。
右手が痛い。
いつかも、こんなことがあった。
つまり章大は今、すごく怒ってる。
.
.
ポーン
「ねぇ、どこ行くの?」
開いたエレベーター。
どこに行くつもり?まだ仕事中だよ?
安『パソコン教えてもらうんに、あんな密着せなあかんねや?』
「あれはマルちゃんが…」
安『マルちゃんマルちゃん、うるさいな』
「きゃっ…、章大…っ」
安『ワザとなん、それ』
エレベーターの中に連れ込まれたかと思えば、
奥の壁に押さえつけられる。
「やめてここ会社!」
安『誰も見てへん。…会社の外からは見えるかもしらんけど』
そう言われ、チラッと背後を見る。
うちの会社のエレベーターは、外から見えるよう壁が透明になってる。
こんな明るいときに、もし外にいる誰かが上を見上げれば、私たちのことが見えてしまう。
「章大ごめん、謝るから…」
安『俺は嫉妬せん思もた?何しても大丈夫って、俺のが惚れとる側やから余裕か』
「そんなこと思ってない、」
安『まじで、1回ちゃんと分からしたろか』
.
.
そう言って顔が近づいてくるから逃げようとしたけど
脚の間に章大が脚を入れるから。
「ん...、っん...」
壁についてる反対の手で顔を固定され、
深いキスをされた。
息が苦しい、
これだけは何回しても慣れない。
そんな私を鼻で笑って、
安『いい加減慣れや』
「やめっ...、、」
逃げる隙を一瞬も与えてくれない。
ちゅ、とワザとリップ音を鳴らし
全てを章大で埋め尽くされる。
もうずっとこうしてる気さえしてきた。
抵抗してた手がおりかけたその時、
ポーン...
「!」
.
.
.
.
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.
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丸『あ、Aちゃん見つけた!』
サッと章大が私から離れ、
扉が開く頃には、2人とも普通の顔。
「ごめんなさ…」
安『すいません、上に経理のもん連れて来い言われたんでね?(ニコッ』
丸『いえいえ大丈夫ですよ(ニコッ』
「じゃあ私戻るね?」
安『うん、頑張ってな』
そう言って笑う章大は、いつもと変わらない。
章大も嫉妬する、
これは覚えといたほうが良い
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愛梨(プロフ) - 完結ですか?? (2019年8月27日 0時) (レス) id: 1cac1ef2e2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - ささささん» 何故か完結ってなってましたが、完結してないです! (2019年5月3日 12時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» 初めまして!その久しぶりの更新から半年も経ってしまいました…。本当に申し訳ないです、、。 (2019年5月3日 12時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - この話はもうこれで完結ですか?? (2019年3月30日 17時) (レス) id: da80ac47d7 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - いちごみるくさん、初めまして! 久しぶりの更新に朝からめっちゃテンション上がりました! これからもとっても楽しみにしています♪♪ (2018年11月27日 7時) (レス) id: e5a9fdc0ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごみるく | 作成日時:2018年10月2日 10時