大きな決断 ページ10
『あ、アゲハさんおはようございます！』
『おはようございます！』
「おはよ」
事務所に入ると、 皆が一斉に挨拶をする。
もちろん、
咲『アゲハおはよー！』
咲も例外ではない。
「おはよ、咲」
咲『あれ、今日ちょっと元気ない？』
「ん？何でそう思った？」
咲『…いや、気のせいか！笑』
「え？笑」
咲『今、ん？の後に笑いが見えたから。何かちょっと吹っ切れた感じ？』
「咲、明日仕事の前空いてる？」
咲『アゲハの為ならいつでも』
「一緒に髪染めに行こ」
それを聞いてた事務所内が少しざわつく。
私は昼間普通の仕事をしてるから、この店では珍しい黒髪だ。
咲もその言葉の意味を理解したのか、
咲『ほんとにそれでいいの…？』
なんて、不安そうに聞く。
「いいよ。私したい色いっぱいあって」
でも、私がそう言うと嬉しそうに向かいの椅子に座ってくる。
咲『アゲハはね、金髪ってより銀髪だね。うん、これ絶対そう！』
「銀？そんなのしてる人いる？笑」
咲『おるわ笑 いーっぱいおるわ！』
「銀かぁ」
咲『何色にしたかったん？』
「え、茶色とか」
咲『勿体無い！ここは一発ドカンと銀っしょ！私は金にするからさ！
ほれ、これで金さん銀さんとかどう？』
「え、どうしよ全然おもんない」
咲『冗談やんか…、』
「…ぷっ」
咲『ね？銀してみようよ』
「ん、いいよ銀ね？」
咲『ほぁー、絶対似合うよ！保証する(ﾆｺｯ』
「ありがとう」
咲『じゃあ私ら先表出とるし！ごゆっくり』
「ん、すぐ行く」
咲に手を振って、鞄から化粧ポーチを出した。
.
.
正面の鏡を見ると、後ろに大倉さんが腕を組んで
こっちを見てるのが見えて。
「どうしたんですか？」
倉『答え出たんやな？』
「結局1日も悩んでないですけどねー」
倉『また始めたくなったら、いつでも始めたらええやん？』
「はい」
倉『俺はいつでも歓迎するで』
『アゲハさーん、指名入りました！』
倉『ほら呼んどるわ』
.
.
.
「行ってきます」
.
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神山安葉 - 最初だけ読んでて見ないうちに終わってたんで最終回だけ見たけど、やっぱ安田とくっつくんですね( *´艸｀) (2018年9月15日 9時) (
レス) id: 815f9208e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - クララさん» コメントありがとうございます！更新滞りがちですが、どうぞよろしくお願いします！ (2018年8月5日 7時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
クララ - 続きが気になります〜♪ (2018年8月1日 15時) (レス) id: d58e788cbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく
| 作成日時：2018年7月23日 21時
