知ってる ページ15
「何とも思ってない奴残して、自分が会社辞めるわけない、!」
安『A…。』
「途中から、安田ともっと話したいから、授業受けてたもん、気づいてよ先生なら」
安『気づいて…、か』
グッとドレスを握って下を向いてると、
向かいに座ってた安田が隣に座った。
安『A』
「なに、」
安『ほんまのことゆーたら…、怒る?』
「ほんまのことってなに…」
そう言って見上げると、
さっきの眉尻を下げた、控えめな安田はどこにもいなくて。
いつか見た、意地悪げな顔をした安田。
安『知っとった』
「へ、?」
安『Aの気持ちくらい、すぐ気づいたよ』
「…っは!?」
安『そら分かるよ、俺プロやもん。それくらい分からなぁ(ニコッ』
「あ、ああああり得ない、あり得ない!は!?わ、分かってて、」
安『うん。やのに、急にAが会社辞めるから焦ってん俺』
「バカ、最低」
安『なにがぁ笑』
「それならそうで…、両想いなら言ってくれたら良かったのに!あの私の悶々とした時間は…」
安『それが恋愛のええとこやん?それも込みで教えてあげようと…うぉ、笑』
「ふざけんなー!!このー!」
ニヤニヤしてた安田の両頬を抓った。
「バカじゃないの、1人余裕ぶっこいて人の気持ち弄んどいてこの…」
.
.
.
.
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気づいたら安田の腕の中にいて、
気づいたら安田と唇が重なってた。
したこともないくせに、自分から安田の首に手なんか回しちゃって。
安『ごめん、意地悪しすぎたな?』
そう申し訳なさそうに呟いて、
私の頬に流れた涙を指で拭う。
「化粧取れた、責任取ってよ」
安『わがままな姫なことで(ニコッ』
「話聞いてるの」
ぷぅ、と頬を膨らますとびっくりされる。
安『あれ、そんなあざといことする子やっけ』
「私だってこの3ヶ月無駄に過ごしてたわけじゃないから。色々勉強したもん」
安『俺のために?』
「他に誰がいるの?」
安『んー…、おらん(ニコッ』
.
.
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.
私を抱きかかえ、部屋を出ると当然悲鳴が上がる。
安『ごめーん、姫持って帰るわぁ』
「ごめんなさい!お世話になりました!!」
そう言って、そのままお店を出た。
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神山安葉 - 最初だけ読んでて見ないうちに終わってたんで最終回だけ見たけど、やっぱ安田とくっつくんですね( *´艸`) (2018年9月15日 9時) (レス) id: 815f9208e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - クララさん» コメントありがとうございます!更新滞りがちですが、どうぞよろしくお願いします! (2018年8月5日 7時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
クララ - 続きが気になります〜♪ (2018年8月1日 15時) (レス) id: d58e788cbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごみるく | 作成日時:2018年7月23日 21時