ぞくごわ ページ8
ざっ…と。暗くなり始めた村に１つの足音が響いた。肌寒い風が吹き抜け、足音を鳴らした人物の髪がさっと流れる
────あすかだ。
黒いミディアムの髪が風のおかげでサラリと流れ、彼女の美しを引き立てた。
あすかはふぅと一つ息を吐いた。後ろのまだにぎわう酒場をちらりと盗み見て、自嘲染みた笑みを口元にこぼし歩き出した。
いや、歩こうとした。
「おねーさんっ」
そう言ってあすかを引き留めたのはなむるだった。こちらにヘラヘラと笑いながらやって来て、あすかのもとまでくると呟いた。
「いっちゃうの？」
隣にいるあすかでさえ聞き取りにくいくらいに小さくかすれた声だった。
悲しみを帯びたその声に、あすかは一瞬どきりとした。
伏せられた目にはいつもの明るい彼女をふき飛ばすようなきれいな涙がにじみ、長いまつげを濡らしている。「ねぇ、どうして入ってくれないの？」わたしたちのパーティーに、と付け足したなむるとあすかの間に風が通った。
なむるの長い髪が月の光を受けて輝きながらさらりと流れた。
「それは…」
たじろぐあすかに詰め寄るなむる。
「それに、おねーさんいったよね？」
何かのスイッチを押したなむるの手からは聞き覚えのある会話が流れてきた。
"
あすかの声だ。
なむるはにやりと笑ってこれでも入らない？と首をかしげた。
あすかはしてやられたという風に肩をすくめると小さく笑った。
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徹夜の常習犯☆(プロフ) - ありがとうございます！これからも楽しみにしてます^^ (2018年6月23日 21時) (
レス) id: b4f3d70358 (このIDを非表示/違反報告)
白珠(プロフ) - 徹夜の常習犯☆さん» ありがとうございます！私は全然滓跂達より上手くないのですが…(´；ω；`)応援ありがとうございます！感謝しかないです！徹夜の常習犯☆さんも頑張って下さい！応援させていただきます(о´∀`о) (2018年6月23日 21時) (レス) id: b7e619d03f (このIDを非表示/違反報告)
滓跂(プロフ) - 徹夜の常習犯☆さん» ありがとうございます！ぐだぐだですがこれからもこの作品をよろしくお願いします！ (2018年6月23日 21時) (レス) id: ba0014eb33 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 徹夜の常習犯☆さん» コメントありがとうございます！(* ´ ▽ ` *)嬉しいです！私は白珠達より実力がないですが(笑)コメント頂けると嬉しいです！これからもお願いします！全然長くないですよ(*´ω｀*) (2018年6月23日 21時) (レス) id: cdf9d4580d (このIDを非表示/違反報告)
徹夜の常習犯☆(プロフ) - 内容も文章力も素晴らしい…！自分の実力の無さを感じました；＿；私も頑張ろうって思いました…。評価させていただきます。これからも楽しみにしてます！ながくなってすみません…^^; (2018年6月23日 19時) (レス) id: b4f3d70358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：滓跂 白珠 あすか 咲哉 x他4人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年8月25日 11時
